長友家とは、むしろ今のほうが絆は深くなった
── 現在、長友選手とはどんなおつき合いをされているんですか?
三瓶さん:おうちに遊びに行かせてもらったり、ホーム(東京)で試合があるときはいつも誘ってくれるので、一緒に観戦したり。つい先日(取材は7月に実施)も長友さんのチーム(FC東京)の試合があったんですよ。僕は基本的に観る専門なんですが、子どもたちとはサッカーをやったりもしますね。
── お子さんと一緒に遊んだりするんですね。4人の息子さんたちは、三瓶さんが大好きなのでは?
三瓶さん:うーん、だといいんですけどね(笑)。行くと遊び相手にはなるんですけど、僕の体力が続かないんで、基本的には座ってます。
── 頻繁に交流があるんですね。
三瓶さん:そうですね。試合のたびに「三瓶さんも来てください」と声をかけてもらって。ありがたいですよね。トルコでの経験は2か月で終わってしまいましたが、疎遠になるどころか、むしろ今のほうが絆が深くなったような感覚があります。
── その後はすぐにお笑い芸人として復帰されたのですか?
三瓶さん:帰国して1か月くらいはゆっくりしてから、「ルミネtheよしもと」の舞台に戻りました。でも、周りの芸人の反応はいろいろで。2か月で戻ってきたことを笑ってくれりゃいいのに、「なんですぐあきらめちゃうんだよ?」ってけっこうマジで怒られたりもして…。でも、それで悩んだというより、「この人は、そういうことを言う人なんだな」って思ってつき合い方を変えたというか。だって、他人から言われることで悩んでも、しょうがないじゃないですか。
とはいえ、こんな僕でも悩んで寝られないことが一時期ありました。バラエティで共演した後輩芸人の立ち居振る舞いがすごくて、「自分みたいなのがお笑いやってるの、なんだか申し訳ない」と思ってしまって。1か月くらい寝つけなかったんです。でも、今ではその衝撃はすっかり忘れちゃって、よく眠れています(笑)。
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トルコへの一件で、長友家との絆が深まったと感じている三瓶さんですが、自身の結婚については「相手がいれば…」と慎重な様子。実は、最近まで本人名義でマッチングアプリに挑戦し、婚活に勤しんでいたそうですが、写真と文章だけで判断して会うことは「めちゃくちゃパワーがいる」と感じたそうで。現在は婚活は少しお休みしているとのことです。
取材・文/松崎愛香 写真提供/三瓶