朝食はアマニ油と煮豆を「健康第一で過ごしたい」
── 体調のキープはどうされていますか?年齢的に衰えを感じるようなことはありますか?
小沢さん:やっぱり年齢的なものなのか、数年前から疲れを覚えるようになりました。ドラマの撮影が始まると生活が不規則になって、どうしても寝不足になりがちです。そんなとき、明らかにパワーが落ちているなと思うことが増えてきたのを感じます。
── 8歳と10歳の二人のお母様でもある小沢さん。家事と俳優業で多忙な日々を過ごされているようですが、たまにはのんびり身体を休める時間もあるのでしょうか。
小沢さん:のんびりすることはまずないですね。家にお気に入りのソファがあるんですけど、夫が休日にそのソファに座ってテレビを見ている姿を見て、この前初めて気づきました。そういえば、私、このソファに座ったことないなって(笑)。いまこれだけ日々忙しくしているのは、たぶん料理に時間をかけすぎているからだと思います。家にいるときはたいていキッチンにいて、みんなの料理を作っています。もうちょっと手抜きすれば自分の時間が作れるのだろうけど、やっぱりできないんですよね。自分自身もそうだけど、家族みんなにおいしいものを食べて健康になってほしいから、それもまぁいいか、と思っています。
仕事の現場に行くと、よく時間が押すことがあるんです。独身時代は押していると「えーっ」と思っていました。でも、いまは待ち時間があると、「休めるからラッキー」と思います(笑)。この何もしない時間が貴重で、楽屋でのんびり過ごしていたりすると、こんなにゆっくりする時間は家ではないな、贅沢すぎていいのかなって思う自分がいます(笑)。

── 俳優業と母親業を平行しながら、折り合いをつけて日々を過ごすことが、内面から美しさを支えているのでしょうか?
小沢さん:そうかもしれません。時間を充実させることが好きなんです。あと、健康でいることだけはつねに意識しようと思っています。たとえば、朝は肌をうるおすといわれるアマニ油をスプーン1杯分摂って、あとは常備してある煮豆を食べることで、肌や皮膚のためにタンパク質を摂取するようにするなどしていますね。
夕飯は子どもたちに合わせていろいろな料理を作るので、結果的に栄養バランスがちゃんととれている感じです。食事に少しでも気をつけるようにしていると、疲れにくくなってきたり、体調も変わってきます。昔は寝不足でも食べ物を気にしなかったけれど、やっぱり食生活って大切ですね。
取材・文/小野寺悦子 写真提供/ボックスコーポレーション