俳優さんやタレントさんは、美容に対して時間もお金もかけているんじゃない?と思いがちです。本当のところはどうなのでしょうか?小沢真珠さんは「とくにしていることはない」とのこと。その美貌を保つ秘けつは「美容以外」にありました。(全3回中の3回)

美容にはうとい「日焼け止めをつけ忘れたり」

── 俳優として数々のドラマで存在感を放っている小沢真珠さん。デビューから30年ほど経ったいまも変わらぬ美貌に驚かされます。何か秘けつはあるのでしょうか?

 

小沢さん:美容に関しては、本当に何もしてなくて。一度は日焼け止めをつけるのを忘れたこともあるくらい。もともと焼けやすくて、すぐ真っ黒になってしまうので、気をつけなければと思ってはいるんですけど。子どもたちに日焼け止めを塗ってあげて、それでもう満足しちゃって、自分は背中に塗るのを忘れたことがありました。

 

俳優仲間はみんな美容に詳しくて「このパックがいいんだよ」なんておすすめしてくれるけど、そのパックを買うことはまずないですね(笑)。「40代までにきちんとお手入れしてないと、その後にあわてても手遅れになるよ」とも言われたけれど、言われたときすでに40歳を過ぎていたので、もういいやと思っています(笑)。

 

小沢真珠
お嬢さんの七五三での着物姿も美しい

ただ、髪に関しては、最近少し気をつけるようになりました。デビュー当時、社長に「うちの事務所は黒髪ロングだから」と言われて、ずっと伸ばし続けてきました。でも、役で巻き髪をすることが多かったので、手入れをしてもどうせ巻いちゃうからいいやと、手をかけることが減っていったんです。けれど、サロンで「もったいない」「その年齢でその髪をキープしてるのは珍しい。大切にした方がいい」と言われて、そうなんだって意識がちょっと変わりました。

 

いまはサロンで1か月半に1回トリートメントをしてもらい、ふだんはサロンで購入したシャンプーとトリートメントを使って自宅で日ごろのケアをしています。たしかにケアを始めてから、「どこのシャンプー使ってるの?」と聞かれるようになったので、あ、ちゃんと効果って出るんだな、と思い始めているところです。

 

夫用の夕食に作ったご飯と味噌汁のセット