彼が撮影担当の「温泉ロケ現場」では恥ずかしさのあまり…
── 結婚してから撮影の現場でご一緒になることはあったのですか？
なるみさん：それが、全然なくて。夫が最後に撮った私って、ローマでのロケ直後にあった、有馬温泉の入浴シーンなんですよ！ちょうどふたりの関係がいい雰囲気になっているときでした。なんとその前日もふたりで飲みに行ってて「あとで現場で～」なんて言ってたわけですけど。いつもなら仕事だから入浴シーンも全然平気ですけど、そのときばかりはさすがに「恥ずかしい」みたいな…。当時の相方だけはその様子に気づいてましたね。
── 仕事とはいえ、好きな人の前で入浴シーンの撮影とは気まずいですね。旦那さんはそのときのことを覚えておられますか？
なるみさん：「そうやったっけ？」って感じです。忘れたふりをしてんのか、なんなのか…。向こうもそのとき私のことを意識したんと違います？そのときの映像を見たら、私も女の顔して映ってるかもしれませんね。赤面しておもしろいこと何も言えてないかも（笑）。
── 結婚して24年経っても仲睦まじいご様子。そんなおふたりの夫婦円満の秘訣があればぜひ教えてください。
なるみさん：嫌いなもの、苦手なものが合うところですかね。好きなものは変わっていくけど、嫌なことは変わらないんですよ。何げなくテレビ見てたり、ご飯食べたりするなかで「それ嫌！」みたいなことや、あと旅先での行動で、自分はしたくないこととか「わかる、わかる」っていう感じが一緒だったり。だからおつき合いして気になる方がいるなら結婚前に旅行に行くのはいいかもしれない。普段見えないものが見えるから、おすすめしたいです。
あとは、ケンカしたら次の日までに謝ること。長引かせないことですね。うちはまぁ、向こうが我慢してるんでしょうけどね。もしかしたらもうあきらめてるかもしれません。でも一度向こうがすごく怒ったときがあって、「そっちはしゃべるのが得意だからいっぱい言ってくるけど、俺は怒ったって手出されへんからなぁ」って言われたことがあったんです。こっちは興奮するだけ言葉が出るんでね。かたや夫は「うーうー」って、なるだけですから（笑）。
