部屋を片づけることで開運し「人を喜ばせるのは恩返し」

── 赤プルさんは、整理収納アドバイザーの資格も取得されています。家の片づけは赤プルさんが主導されているのですか?

 

赤プルさん:整理収納アドバイザーって、家族で家事の分担をすることを勧めがちですが、わが家の場合は違っていて。トイレ掃除だけは夫がやってくれるけれど、それ以外の家事はほとんど私の担当です。片づけはいいのですが、料理は苦手なので…月2回ぐらいは自炊しますが、あとはお弁当や外食などを利用しています。夫が代わりに作ってくれるのかと思いきや、何もやってくれないので(笑)、もう少し健康的で家庭的な食生活に変えていきたいなと思っているところです。

 

赤プル
地元・茨城の水害をきっかけに防災士の資格を取得した

── 得意不得意は誰にでもありますよね。片づけが得意なパートナーがいると、家が常にすっきりしていそうで羨ましいです。

 

赤プルさん:わが家は一度、家全体の片づけをがっつりやったので、それ以来あまり散らかることがないんです。掃除機は週に2、3回かける程度ですが、少し寝室が乱れているくらいならすぐ片づきます。たいしたことはやっていないですが、上手くいっている感じです。 

 

もともと片づけができなくて、ゴミ屋敷みたいな家に住んでいたんですよ。仕事が上手くいかなかった時期は家の中も荒れていました。たまたま片づけが得意な知人が部屋を片づけてくれたことがあり、それからなんだかお笑いの仕事がうまくいき始めて。片づけをしたら、人生が切り開かれた!みたいな感覚がありました。そこから「片づけってすごい」って、夢中になっていったんですよね。

 

そうやって私が片づけによって救われたひとりだから、困っている人の役に立ちたいという思いで、お笑いの仕事の合間に「お片づけシスターズ」として家の片づけサービスや防災に関する講演などもやっています。お笑いがメインですが、それらもライフワークとして続けていきたいですね。

 

取材・文/池守りぜね 写真提供/赤プル