メイクはかわいい子がするものだと思い込んでいた
── メイクとの出会いは高校生とのことですが、メイクはギャルの同級生から教わったとか。
足の裏さん:放課後にギャル友達がメイクをしてくれたんです。私はもともと、メイクってかわいい子がするものだと勝手に思い込んじゃってて。だから「自分がやってもな」と思っていたんですが、友達がメイクしてくれたことで「少し塗るだけでこんなに明るい顔になるんだ」「マスカラを塗るだけでもこんなに変わるんだ」と気づいたんです。

── 当時は今ほどメイク法について学ぶ手段が少ないと思うんですが、どう研究されたんですか。
足の裏さん:私の高校はちょっと不真面目な高校だったので、授業中にメイクをするっていう女の子が多かったんです。だから、ギャルの友達がすっぴんで登校してきて、授業中にメイクが完成する工程を見ることでメイクを学んでいました。当時はとにかくお金がなかったので、私のバイト代で買えるような安くていいものを教えてもらったり。あとは「これもう使わないからあげる」ってコスメを譲ってもらえることもありました。
── そこから今の変身メイクが生まれたんですね。足の裏さんはその変身メイクで一躍人気YouTuberになったわけですが、どんなきっかけでYouTubeを始めたのでしょうか。
足の裏さん:もともと私はYouTubeを全然見ていなかったんですが、夫がYouTubeが大好きで。「メイク動画をあげてみたら?このメイクのやり方を見たい人いると思うよ」と言ってくれたんです。けれど、私はそれまで誰にもすっぴんを見せたことがなくて。それで「無理だよ」とずっと断っていました。でも、半年間説得されて、じゃあやってみようかと始めたのがきっかけですね。
