26歳年上の夫との歳の差婚で話題になったタレントの友寄蓮さん。旦那さんと出会った当時はまだ22歳だったため、最初は恋愛に発展するとは夢にも思わなかったそう。惹かれるきっかけとなったのは、旦那さんのある衝撃的な行動でした。(全4回中の2回)
ふたりの距離を縮めたのは「枕」だった

── 2021年に26歳年上の前小金井市長・西岡真一郎さんとご結婚されました。かなり歳の差がありますが、周囲も驚かれたのでは?
友寄さん:うちは祖父や祖母の代から地元が小金井市。そのため、家族は市長として頑張っている彼のことはよく知っていました。それどころか母は夫と中学が同じで、夫は母の一学年後輩という間柄。母は中学時代に夫が所属していたサッカー部の応援によく行っていたようで、「後輩が市長になった」と一方的に仲間意識を持っていたようです。
それもあってか、初めて彼を家に連れて行ったときもまったく驚いておらず、「なんだ、西岡じゃん」と(笑)。最近でもよく、中学時代の共通の知り合いの話などで、盛り上がっています。父も「年齢は関係ない」とすんなり受け入れてくれました。
── ご家族は歓迎ムードだったんですね。そもそもご主人とはどのように出会われたのでしょうか?
友寄さん:出会ったころの夫は小金井市長でした。私が仕事で小金井市のイベントに参加したのが彼と出会うきっかけでした。といっても、最初は挨拶をした程度で「まじめでちょっと話しづらい人だな」という印象。冗談が通じなそうで「この人はどういうときに笑うんだろう?」と思っていました。
そこから4年間くらいは仕事で会うときに挨拶をするだけでしたね。社交辞令で「今度、食事でも行きましょう」という話はするものの、特に進展はありませんでした。

── なにか距離が縮まるような出来事があったのですか?
友寄さん:出会ってからしばらくするとコロナ禍になり、さらに会う回数は減りました。そのようなときに私がたまたまSNSで「いい枕が欲しい」と発信したんです。すると彼から連絡があり「いい枕があるので、よかったら届けます」と。ご厚意に甘えていただくことにしたのですが、玄関先で枕を渡されただけで、世間話のひとつもせずに帰ってしまったんです。
── 旦那さんとしては単に枕を渡したいだけだった?
友寄さん:そうみたいです(笑)。時間が経ってから下心がなかったのか聞いたことがあるのですが、まったくなかったようで。
使っていない新品の枕がたまたま家にあって「邪魔なものを人に譲れるいいチャンスだ」と思っただけだと。思わず玄関先で「これが本当の枕営業ですね」と言ったら、そのときに少し笑ってくれたんですよね。「冗談が通じないと思っていたけれど笑うんだ」と思い、そこから彼に興味を持つようになりました。
それ以来、私からLINEを送っていたのですが、全然返事をもらえなくて。「おはようございます」に対しては、本当に「おはようございます」しか返ってこないんです。でも、グイグイ来ないところや、変に絵文字などを使わないていねいな文面に好感度は上がりました。なんとかがんばって連絡を取り合うようになり、交際することになりました。
実は夫のことをまだ全然いいと思っていなかった時期に、母から「つき合っているの?」と聞かれたことがあったんです。そのときはそんなつもりがまったくなかったので「あんなおじさん、いやだよ」と言って否定したのですが(笑)、母としてはなにか感じるものがあったのかもしれないですね。