AAAメンバーとして活躍し、現在は海外を旅しながらアーティスト活動を続ける與真司郎さん。帰国したときは、必ず実家に帰って家族との時間を大切に過ごしているそうです。(全4回中の4回)
ロサンゼルスの家は引き払い「ほかの国でまた家を持ちたくて」
── 現在は海外を旅しながら、日本と行き来されているそうですね。

與さん:今、自宅は日本にあるんですけど、すぐ海外に出かけるので、ほぼ日本にいないんです。ロサンゼルスの家は引き払ったけれど、やっぱり海外にもうひとつ拠点となる家を持ちたいなと思っています。最近はヨーロッパのほか、オーストラリアやタイにも行ってて、どこに住もうか検討中です。現地の人たちや食事や文化、気候などと自分との相性も考慮して、「旅行じゃなく住むならここかな」と感じるところはあるので、近いうちにまた海外のどこかに家を持つんじゃないかなって思います。
もちろん、日本での仕事もすごく楽しいので、海外と日本のバランスを上手に取りながら、仕事とプライベートも充実させていきたいです。
帰国すると必ず実家へ。母とは恋愛の話もオープンに
── 帰国した際には、ご家族に顔を見せたりも?
與さん:会ってますよ!日本に帰国すると、毎回、母が大阪から東京まで来てくれるんです。2人で大阪から東京までドライブもしました。僕は、15歳のときに京都の実家を離れてデビューしたので、20年くらいは家族と過ごす時間がほとんどなかったんです。だから、自分でスケジュールを調整できるようになってからは、家族とちゃんと会いたいと思って、帰国するたびに実家には必ず帰っています。最近、母ともいろんな話をオープンに話せるようになったんですよ。
── それは素敵ですね!
與さん:恋愛の話も、なんでも話します。昔の話もよくしますね。ドライブしながら、「昔の俺ってどんなだった?」って聞いたりします。でも「昔はそうじゃなかったよ」とか、自分ではこう思っていたけれど、母にはそうは見えていなかった、ってこともあるんですよね。この前も、「俺って昔から完璧主義だった?きっちりした性格だったっけ?」って聞いたら、「そんなことなかったで、もうちょっとゆったりしてたで」って母に言われて。やっぱり常にトップを目指して走り続けないといけない芸能界に身を置いてからは、自分の中で完璧に生きなければいけないっていうプレッシャーを感じていたのかなと思ったり。まぁ僕としてはすごく楽しかったんですけどね。ただ、やっぱり完璧主義になりやすい環境ではあったのかなと。

その一方で、今も昔も忘れ物をしないタイプで。小学生のときでさえ1回も忘れ物をしなかったし、学校に行く前日には全部持ち物を用意していたんです。教科書も一度も忘れたことがなくて。そんなところは今の自分も一緒だなって思ったり。最近、母とはそういう話をよくしますね。それがおもしろいんです。「本当の自分って何なんだろう」っていう答え合わせみたいで。