菅野美穂さんのモノマネが転機に

──『とんねるずのみなさんのおかげでした』で披露されていたモノマネですね。
高田さん:はい。とんねるずさんの番組内で「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」という企画があり、そのオーディションに参加したのが転機です。実はそれまでモノマネをやったことはなく。オーディション間際まで何も完成せず切迫詰まっていたところ、CMの菅野美穂さんが目に飛び込み、気になるポイントをとりあえずノートにまとめて。でも、不安でいっぱいでした。そしたらありがたいことにオーディションに合格して、番組に出演させてもらいました。
その番組がきっかけでモノマネのオファーが増え、相方の小森もモノマネをするようになり、1年くらい東京と大阪を行ったり来たりの生活になりました。あまりにも移動が多くて大変だったので、マネージャーさんから「東京に住んだほうがいいのでは?」と提案され、上京することになりました。そのころにはアルバイトもやめていたので、もう1回芸人としてやっていこうという決心がつきました。
── その後、モノマネのレパートリーを増やしていったんですね?『エンタの神様』などいろんなネタ番組に出演されていらっしゃいました。
高田さん:とんねるずさんの番組の反響が大きく、モノマネ番組に呼んでいただくことが増えたので、慌ててレパートリーを増やしていったような感じです。といっても、どうやって増やしたらいいか、誰のマネをしたらいいかも手探りでした。かなり自己流でしたけど、ホリさんやコロッケさんがモノマネライブに呼んでくださったので、先輩芸人のモノマネを間近で見て学ばせてもらいました。
最初は戸惑いましたが、モノマネのお陰で今があると思っていて、自分にとってモノマネは向いている職業なんだなあ、と多々感じています。