4年つき合った後のプロポーズに「ちょっと待って」

── 北村さんからのプロポーズの際は、高野さんが「ちょっと待って」と一度止めて、2時間、北村さんから説得されたとか。

 

高野さん:北村とは4年つき合ってて、「そろそろ一緒に住み始めようか」となって。物件を33軒内見して、私が気に入った物件を選んだんです。

 

── 33軒、内見ですか!?

 

高野さん:そうなんです(笑)。2人で共通の500円玉貯金箱を作って、お金を貯めていたんですね。毎日どっちが多く500円玉を入れたかを競い合い、買い物や外食をして、無理やり500円玉のお釣りをつくって。4年間、そんな感じで2人で500円玉貯金をしていたら、けっこう貯まったんですよ。それで家具を買いそろえて、33軒内見したうちの気に入った家に引っ越しました。そのタイミングで、北村が「そろそろ結婚しますか?」みたいなことを言ってきたんです。

 

高野志穂、北村有起哉
スチール撮影の合間の高野さんと夫の北村有起哉さん

私はもともと結婚願望があまりなくて、当時は結婚する気がなかったから「結婚!?」ってなっちゃって。それに、北村は結婚にはまったく向いていないと思っていたんです。いつも新しい挑戦をしないと気が済まない、とにかくマンネリが嫌いなタイプなので。私も飽きっぽい性格だから、「一緒には住みたいけれど、それ(結婚)はちょっと違うんじゃない?」って。

 

そうしたら、北村が「じゃあ、結婚するか別れるかだな」と言い出すから、私はまた「なんで!?」となって。「お互いうまくいっているのに、なんで別れなきゃいけないの?」と…。そんな話を2時間、真冬の寒空のもと延々としていましたね(笑)。