「再婚は考えないの?」と聞かれることもあるけれど
──自分なりの気分転換を持っておくことも大事ですよね。なにか工夫をされていますか?
小日向さん:私はK-POPをはじめとする、色んなジャンルの韓国のエンタメを掘り下げるのが好きなんです。たとえばK-POPだったら、SEVENTEENを応援しています。ファンクラブに入ったり、ライブを観るために地方に遠征したり、子どもの部活を応援して支えるのと同じような感覚で、楽しんでいます。その延長で、まったく知らない人たちと仲良くなったり、友達ができたりするのもすごく楽しいですね。この間は、息子の同級生とトレカの交換をしたりしました。(笑)
── 子どものクラスメイトとトレカ交換!推し活ライフを楽しんでいらっしゃる(笑)。
小日向さん:もともとBIGBANGと2ne1の大ファンなのですが、彼らが活動していたころは、子どももまだ小さかったので、趣味の時間は、今がいちばん充実しています。「再婚は考えないの?」なんて聞かれることもありますが、今はあまりそんな気になれなくて…(笑)。
── でも、こんなにきれいで人柄も気さくで、すごくモテそうですけど…。
小日向さん:どうなんでしょう…自分ではよくわかりません(笑)。でも、今は日々、目の前のことで手一杯です。親も高齢なのでサポートしなければならないし、これ以上家族が増えると、とても手が回らないなと。それに、推したちがパーフェクトなので!(笑)。
── 結婚しなくても、恋愛はアリでは?
小日向さん:どうも、恋をするという引き出しが、ずっと閉まりっきりになっている感じですね。恋する感覚を忘れちゃっているというか。でも、この先、子どもが独立したりして、私の役目がちょっとずつ終わって、自分自身のことだけに集中できる状況になったらパートナーが欲しいと思うのかもしれませんが、今は考えられないですね。
PROFILE 小日向しえさん
こひなた・しえ。1979年生まれ、東京都出身。15歳でファッション誌『装苑』の表紙にてモデルデビュー。女優・歌手として映画、ドラマ、バラエティなど多くの番組に出演。
取材・文/西尾英子 写真提供/小日向しえ