40歳過ぎから「これが更年期なのかも!?」と思うような症状がで始めたと語る小日向しえさん。女性特有の不調についても、息子たちにはなるべく隠さず、オープンにしているようです。(全4回中の4回)

母も早い時期から更年期症状を訴えていました

小日向しえ

── 40代は、女性ホルモンの影響を受けやすい年代です。小日向さんも体調の変化を感じたりしますか?

 

小日向さん:私は今、45歳ですが、40歳を過ぎたころから「自律神経がおかしくなっているのかもしれない」と感じた時期がありました。急に体がカーッと熱くなったり、なかなか寝つけなかったり、体が冷えてつらかったり。自分でもよくわからない不調が増えていたんです。

 

「きっと疲れか、ストレスだろう」でこれまでは片づけていたのですが、年代的に女性ホルモンの影響かもしれないなと。まだクリニックで更年期の診断を受けたりはしていないのですが、うちは母がわりと早い時期から更年期症状を訴えていました。なので、私も遺伝的にそうなるかもしれないなと思い、日常生活のなかでできる対策を始めました。

 

── どんな対策をとられているのですか?

 

小日向さん:毎日ちゃんとストレッチと軽めの有酸素運動を行い、なるべくリラックスした状態を保つように意識して過ごすようにこころがけていたら、体調がちょっとずつ戻ってきました。

 

わが家には高校生の息子がいますが、小学校の時に保健の授業があったことをキッカケに、女性の体調やリズムについて、なるべく隠さずに話してきました。生理中、体がだるくて動きが鈍くなったり、イライラしがちだったりして、横になることも多かったんです。でも、何も知らないと、子どもは「ママは機嫌が悪いのかな」とか、ずっと横になっている姿を見て、「ぐうたらしてる」「家事をサボっている」とネガティブに捉えてしまう可能性もあると思ったので、「女の子には、毎月生理というものがあって、それに伴って体調や心の調子が悪くなったりするんだよ」とオープンに話してきました。

 

なので、今も具合が悪いときは、「ママ、更年期でちょっとイライラしてしまうときがあるかもしれない。もしもいつもより口調が強くなっていたら、ごめんね」と先に伝えるようにしています。