コンビ名を改名した直後からブレイクした芸人・チャンカワイさん。自身の大きな転機に大きな力を感じ、神社仏閣に通うように。今では推し活ならぬ推し神様もいるのだとか。
(全4回中の3回)

スコットランドの霊能力者の言葉で「不思議な力」を信じて

── 神社仏閣巡りがお好きということですが、好きになったきっかけを教えてください。

 

チャンさん:僕の組んでいるコンビは、元々は「宴人(えんじん)」というコンビ名でしたが、「Wエンジン」に改名することに。名前を変えただけなのに、直後に今までオーディションで落ちていたバラエティ番組『爆笑レッドカーペット』に合格して。そこからテレビの仕事が一気に増えたんです。

 

名前を変えたのもあるけれど、「急にこんなに売れたのはなぜだろう…」と考えたときに、普段から自分たちを見守ってくれている神様・仏様のおかげもあると考えました。それで売れたお礼を言いに神社仏閣に行っていたら、神社仏閣巡りが趣味になったんです。その後、お参りをしながらいろいろ考えているうちに、神様・仏様もだけど、周りで支えてくれている人たちや、お仕事をくれている人たちもお礼をきちんと伝えるべきだと思うように。それからは感謝の気持ちをそれまで以上に周りに持てるようになりましたね。

 

チャンカワイさん 絵馬に願い事
人生の節目で絵馬に願い事を書き留めることも

それともうひとつあったのが、以前に京都嵐山の車折神社で、中に石が入った祈念神石というお守りを買ったんです。芸能の神で有名な神社なので、ポケットにそのお守りを入れてよく仕事をしていたのですが、番組撮影でスコットランドに行ったときに、占い師の方に「ポケットの中の石を大切にしなさい」と急に言われて。見せてもいないのにどうしてわかったんだろうと驚いたのと同時に、そういう不思議な力ってあるんだなとさらに信じるきっかけにもなりました。

 

── 奥さんとも神社仏閣巡りをすることはあるのですか?

 

チャンさん:結婚してからすぐに妊活を始めたのですが、子どもを授かるまでの1年半くらいの間に、ふたりで50か所は行ったと思います。妊活中の神社仏閣巡りは、うまくいかないときにまた頑張ろうと気持ちをあげるために、とてもよかったです。子宝のご利益がある神社に行って、お守りもたくさん買いました。妊娠がわかってからも、適度な運動をするために、神社仏閣にふたりでよく出かけましたね。安産のお守りもたくさん買いました。

 

チャンカワイと家族
家族で茶摘みへ行ったときのもの

── 妊活中に印象に残っている神社仏閣はありますか?

 

チャンさん:伊豆にある善明寺という子宝祈願ができる神社です。善明寺がある吉名温泉は子宝の湯として有名で、温泉地の宿にも一泊しました。神社には「子授け守」が売っていましたね。小さな洋服の形をしているのですが、住職の奥様がひとつずつ手作りしているものだそう。子どもを授かった人はお礼参りとして手作りの小さな着物を作って持ってくるのですが、それが本堂の近くにずらーっと並んでいて。景色としてもすごくキレイで、そこからすごくパワーを感じたんです。そして、自分たちと同じように悩んでいる人がこんなにもいるんだと知り、心強く感じました。

 

僕たちが子どもを授かったのはこの神社を訪れた直後ではなかったのですが、感じたパワーがすごかったので印象に残っていますね。