交際期間は4か月も夫婦円満「唯一の大ゲンカは…」

チャンカワイと妻
記念すべき結婚式の様子

── テレビの企画で運命的な出会いを果たしますが、それから結婚までは順調だったのでしょうか?

 

チャンさん:結婚前提の婚活ツアーだったため、入籍までは4か月とスムーズでした。どちらの両親もその番組をたまたま観ていたようで、話が早かったですね。番組では彼女の顔は隠されていたのですが、観ていた彼女の両親は娘ということに気づいていたみたいです。

 

── 交際期間は短いですが、結婚してからも円満ですか?

 

チャンさん:特に大きな問題はないと思いますが、一度だけ大きなケンカをしたことがありました。夜中に帰宅する僕のために、妻が焼きそばを作っておいてくれたんです。ただ、それがお皿ではなくフライパンの上にのっていて。「のせたままだとテフロンが剥がれてしまう」と、つい指摘してしまったんです。そうしたら「せっかく作ったのに!」とものすごく怒られてしまいました。たしかにテフロンがどうこうの前に、「作ってくれてありがとう」という感謝の気持ちが先だったと反省。それ以来、気をつけています。

 

── 結婚して翌年にはお子さんも生まれましたね。

 

チャンさん:実は結婚当初から妊活をしていて、ひとり目の子どもを授かったのは妻が仕事を辞めた1、2か月後でした。ストレスを抱えながらの妊活はよくないと思い、家にいてもらうことにしたのですが、それからすぐでしたね。妊娠中は運動のために趣味の神社巡りをふたりでよくしていたので、家は安産のお守りでいっぱいになりました。

 

ひとり目の出産は予定よりもだいぶ遅れたため、残念なことに仕事で立ち会うことはできませんでした。ただ、最終便で羽田空港に着いたら妻が「しゅうまいが食べたい」と連絡してきて、病室でいっしょに食べたのはいい思い出です。

 

チャンカワイと長女
お食い初めで長女を抱っこするチャンさん

── 夫婦の子育て、家事分担などはうまくいっていますか?

 

チャンさん:夫婦というか、わが家では家族がチームになって、いろいろなことをしています。今や夫が大黒柱という時代でもないと思うので、それぞれに役割を設けて、娘ふたりにも手伝ってもらうことが。僕の役割は家事はもちろんですが、みんなを守るために外に出てお金を稼ぎ、休みの日はみんなをお出かけに連れていくことです。

 

子育て家庭ではたびたび、家事や育児の分担でもめるという話を聞きます。でも、子育ても家事も役割を決めながら交代で行っていれば、もめるようなことはあまりないと思うんです。ましてや「〜してあげる」「〜やってあげた」などでもめるなんて考えられない!言葉の揚げ足を取るようなことは、わが家では起きないですね。

 

PROFILE チャンカワイさん

ちゃんかわい。1980年生まれ、奈良県出身。2000年に現在のコンビを結成し、2008年にコンビ名を現在の「Wエンジン」に改名する。近年はロケの仕事が多く、年間で250本以上こなすことも。私生活では2015年に結婚、2人の女の子の父。

取材・文/酒井明子 写真提供/チャンカワイ