週7日通ってたジム通いを辞め、現在は2児の父親として育児に奮闘するミルクボーイの駒場さん。2024年に第二子が生まれる前から、夫婦で話し合っていたことがありました。(全4回中の4回)
緩んだ体も「今はいいかな」
── 2019年12月にM-1グランプリで優勝。2022年3月に第一子の息子さんが、2024年6月には第二子の娘さんが誕生して、現在は2児の父です。駒場さんはボディビルの大会で優勝するほどトレーニングも熱心にされていましたが、今はもっぱら子育てメインの生活だとか。
駒場さん:M-1優勝前は、週7でジムに行ってたんですけど2019年のM-1に出てから一回行けなくなって。その後、仕事のペースが掴めてきてからまた通いましたが、子どもが生まれてからは行けてないですね。トレーニングするより子どもを毎秒見ていたいし、早く家に帰りたいんですよね。子どもが小学生になったら離れていくやろうから、そこで再開すればいいし。後輩からは「めっちゃ細なってます!」って言われるし、自分でも緩んだ体になってるなって思うけど、今はいいかなって。
── 駒場さんは子育てにも家族に対しても愛情深い印象がありますが、駒場さんが育ってきた環境の影響もあると思いますか?
駒場さん:そうですね。実家ではよくしてもらったし、反抗期もないくらい穏やかに育てられたとは思います。
その影響もあるかもしれないけど、今は奥さんと家族を大事にしたいなって思うんです。「あのときもっとできたな」って後から思いたくないし、後悔しないように全部やりたい。それに、子どもがホンマにかわいくて。僕、そんな子どもが好きなタイプでもなかったんですけど、自分の子どもができると人の子もかわいく思える。その子の親に対しても「しっかり愛情注いでるんやな」とか、全部に感動するようになって。めっちゃ変わりました。
育児本も奥さんと一緒の本を読んで、ここはこうしておこうとか、ここは怒らんとこうって、夫婦でズレたら子どもも不安だろうから、考え方とか揃えてたりして。芸人として何もおもろくなくなってますけど(笑)。
── 子育てで大変だと思うことは、どんなところですか?
駒場さん:全部かわいいけど、全部大変。昨日は風呂入ってくれたのに今日は入らないとか。昨日着替えてくれたのに今日は嫌がるとか。大人だったら段取り通り進みますけど、子どもって同じことがないんですよね。計画がまったく立たないし、ホンマ子育てって大変なんだなって思いますね。
上の息子は1歳ですが、最近ジャンプを覚えたんです。「見て、見て!」ってめっちゃ言ってきますけど着地が不安定で。今年の6月には娘が生まれましたが、息子は妹に対して「僕はお兄ちゃん」って感じでかわいがるんですけど、その力加減がようわからんから、顔がめり込むくらいなでてるとか。その辺は大変と言いつつかわいい。1人やったら気にしないけど、子どもたちが寝てるときにドアの音で起こしてしまわないようにとか、そういう細かいとこも気にしながら日々が過ぎていきます。