2010年代にメディアで人気を博した川越達也さん。現在は3姉妹の父として、東京と長野と宮崎の3拠点生活を送っています。川越さん自身は寂しさを感じているものの、家族の本音は──。 (全4回中の3回)
今は電話も「生存確認だけですね(笑)」
── 2016年に結婚したことを公表されて、現在は3人の娘さんの父とのこと。東京、長野、宮崎の3拠点で活動されているそうですね。
川越さん:奥さんの実家が長野で、僕の地元は宮崎です。結婚した当初は夫婦で東京にいましたが、長女が産まれた後は、奥さんと長女は長野にいたんですね。しばらくしたら東京に戻ってくる予定だったんですけど、長野には奥さんのご両親、子どもから見たらおじいちゃん、おばあちゃんもいるし、周りの環境がとてもいいから暮らしやすかったみたいで。子どもは東京の保育園に入れる予定で準備もしていたんですけど、ちょうどコロナ禍に入ってしまったし、子どもも長野で友達ができていたりして、奥さんと子どもはそのまま長野に残ることになったんですよ。今は、僕は、平日は東京で単身暮らし、金、土、日は長野にいる家族に会いにいく生活をしています。
── 一緒に長野に移住しなかったのは、お仕事を考えてということでしょうか。
川越さん:そうですね。僕は打ち合わせも基本的に顔を合わせてやりたいタイプなんで。
── しかし、平日にご家族と会えないのは寂しさを感じることもありますか?
川越さん:寂しいですよ、すっごく寂しいですね!でもこれはね、男親はみんな通る道なのかもしれないですけど、僕がいなかったらいなかったでチームが出来上がっているんですよ。僕が長野に行ったときは「パパ、パパ!」ってなるけど、普段はそんなに寂しくなさそうだし(笑)。寂しいのは俺だけかな?って思うけど、俺が寂しいだけなら我慢できるかと。東京から長野まで新幹線でも1時間半くらいだし、いざとなれば車を飛ばして行けますしね。
── 平日は奥さんと連絡もされますか?
川越さん:奥さんも忙しいし、1日1回連絡する程度。生存確認ですね。僕は、本当はもう少しやり取りしたいんですけどね(笑)。奥さんは、謎の信頼をしてくれているというか。「この人、死なないだろうな。大怪我しないだろうな」みたいな。ここ、心配してくれてもいいんじゃない?って思うこともあるくらいで。あと、僕はYouTubeの配信もやってるんですけど。子育てに追われているから「ハンバーグの動画観た?」って聞くと「観た」って言うんですが、たぶん観てない。2つくらい動画が溜まってから観るような、そんな感じの人です(笑)。