お笑いコンビ「にゃんこスター」のアンゴラ村長さんが30歳を記念して発売したデジタル写真集『151センチ、48キロ』(講談社)が異例のヒットを飛ばし、注目を集めています。ダイエットなしで撮影に臨んだ経緯から20代後半からのアカ抜けのコツまで、たっぷりお話を伺いました。(全4回中の3回)
写真集は予想以上の反響「女性ファンからの声が嬉しくて」
── 今年5月に発売した写真集が大ヒットしたそうですね。反響はいかがですか。
アンゴラ村長さん:本当に思ったよりも売れました(笑)。男性ファンの方が「かわいい」「よかったよ」と褒めてくださるのはもちろんありがたいのですが、女性のファンの方の声が特にうれしくて。写真集は『151センチ、48キロ』っていう、超標準体型のタイトルにしたんですが、「めちゃくちゃ痩せたりしなくてもかわいく撮れるんだと励みになった」とか、そういう思いもよらない声があったりするのも、ありがたいなと思いました。
── タイトルはアンゴラ村長さんご本人がご提案された中のひとつだったとか。
アンゴラ村長さん:そうなんです。まず最初に、写真集の値段が2200円くらいって聞いて、度肝を抜かれたというか。「乃木坂と一緒か、大丈夫かよ」と、ちょっと狼狽というか、怯えまして(笑)。
お話をいただいて、真っ先に「だいぶダイエットしなきゃだな」と思ったんですが、私はもともと身長が低いですし、骨も太いですし。30歳にもなるし、つくところにお肉もついてるし。ちょっと痩せたとて、乃木坂さんにはなれないので。「ありのままの体型で出すしかないか」という、挑戦というか、諦めというか…(笑)。それで標準体型を押し出すにはどういうタイトルがいいのかなと、いくつか考えました。
── もともとおきれいだったと思うのですが、ネット上では「アカ抜けた」「きれいになった」という感想を目にします。アカ抜けのために努力したことはありますか?
アンゴラ村長さん:何をやったかなぁ…でも、20代の半ばから、「コスメデコルテ」の美容液を朝夕欠かさず塗ることだけはやっていますね。
気づいたんですけど、みんなネットで流行りのお手ごろな美容液に手を出しがちじゃないですか。それで「口コミみたいな効果は得られなかった」みたいなことになりがち。なので、もういちばん高価な美容液を一撃でバッと塗ったほうがいい!ってことに30歳になって気づきました(笑)。
── わかりやすい(笑)。写真集ヒットを機に、お笑い芸人としてだけでなく、グラビアのような露出も増えたのでは。
アンゴラ村長さん:はい。写真集をきっかけに取材してさせてくださいって言っていただくときも「こちらで衣装を用意しますので」って言ってもらえることもあって!
実は数年前に「にゃんこスター」の宣材写真も取り直しました。宣材写真がネタの衣装だった時期があって、縄跳びネタのイメージが強すぎるな、とずっと思っていて。昔から「縄跳びネタしかしない人たち、って思われちゃうから、宣材写真変えましょう」と言っていたんです。おしゃれな写真に変えたら、それもTwitterで4万いいね!くらいいっちゃって。以前「今の『にゃんこスター』はこんな感じです」って私服の写真を投稿したら、10万いいね!くらいついたこともあったんです。私と3助さんのなかでは、「私たちがおしゃれするとバズるってことに、まわりの大人が気づき始めてるな」と(笑)。