アーティストとして活躍するKさん。「時間が経つほど似ているところが増えた」という義理の父である関根勤さんとのおもしろ仲良しエピソードを笑顔で語ってくれました。(全3回中の1回)
「友達にモノマネ披露も」プライベートの姿
── 妻の関根麻里さんとご結婚前に、父親の関根勤さんと共演したことがあったそうですね。
Kさん:初めてお会いしたのが『笑っていいとも!』でした。カメラが回っていないときでもとても親切で、とにかく優しい方だなという印象がありました。
結婚前に数回仕事でご一緒させてもらったのですが、テレビで見ていた通りの方で、結婚後の今もまったくその印象は変わっていません。今でも関根さんは僕に6〜7割は敬語で話すんですが、決して距離があるというわけではなく、リスペクトをしてもらっているというふうに感じます。
── 仕事で共演する機会も多いと思いますが、事前に打ち合わせなどはするんですか。
Kさん:関根さんに限っては、事前の打ち合わせはまったくありません。先日、『ハマダ歌謡祭★オオカミ少年』に一緒に出演した際も、朝は一度会っているのですが楽屋が別だったので、本番前に関根さんの楽屋に「よろしくお願いします」と挨拶に行ったんです。そのとき関根さんが「クイズに答えなきゃならないらしいね、しかも早押しで」と言っていたので、てっきり何か作戦を考えるのかなと思ったら「じゃ、よろしくね」で終わりました(笑)。
── 本番でいかにパフォーマンスを発揮できるかなんですね。
Kさん:これが関根さんのよさだと思うんです。最初から決めつけるのではなく、起きたことにクリエイティブに対応ができる。一緒に仕事をさせてもらうようになって、瞬時に頭を切り替えて自分のものにしていくのはすごいなと思って見ています。僕も音楽を作る際に、最初から決めるのではなく、そのとき感じたものをアウトプットすることを大事にしているので、ジャンルは違いますがアーティスト活動と似ているなとも感じています。
── 関根勤さんの尊敬するところについて教えてください。
Kさん:仕事のときと、普段の姿に差がないことです。たとえば家族で食事に行き、L字のカウンターで関根さんの横に知らない方が座ったことがあったんですが、食事が終わるころにはすっかりその方と盛り上がっていました。僕の友達と一緒にご飯に行ったときも、ものすごく親切にしてくれて。最後はモノマネまで披露してくれました。誰に対しても自然体で、温度を変えないというのは見ていてかっこいいです。それに、関根さんはどこにいても少年のように目がキラキラしているんです。こういう姿に憧れますね。関根さんとの共通点はほとんどないと思っていたんですが、結婚して時間が経てば経つほど、似ているところが多いなと感じています。僕も好奇心は常に大事にしていたいと思っています。