多くを語らない夫「恥ずかしがり屋という年月じゃ…(笑)」

── 萌歌ちゃんを出産して間もなく、東さんが大学を中退されました。安さんはニュースで知ったんですよね。どういう形でご夫婦のコミュニケーションを取ってらっしゃいますか?

 

安さん:私はいろいろなことをよく話すんですけど、夫は悩みや仕事の相談とかもいっさいしてこないんです。大学入学のときも急に言われて、中退するときもフワッと「辞めるかも」と聞いてはいましたが、実際に行動に移したことはニュースで知りました。これを話すと、仲が悪いんじゃないかと思われるかもしれませんが、夫は多くを語らない人。最初は戸惑いましたけど、今は慣れたので、もうあまり驚かないです。

 

── 芸人さんだからプライベートもたくさん話す先入観がありましたけど、家庭では落ち着いていらっしゃるんですね。

 

安さん:長女にはすごく話しかけるんですよ。もちろん私とも話しますが、あんまり目を見てくれないです(笑)。

 

安めぐみと長女
長女といちご狩りに行ってきました

── シャイなんですか?

 

安さん:結婚して10年以上経っているので、恥ずかしがり屋とか言っている年月じゃないんですけどね(笑)。でも私の話も聞いてないようで、ちゃんと聞いてくれているんです。外でがんばっているぶん、家では静かにしてバランスをとっているのかもしれないですね。

 

── 育児に関する方針はご夫婦ですり合わせていますか?

 

安さん:多少意見が違うことはあります。たとえば大きな方針を夫が決めても、基本的な細かい育児は私がするので。何か問題点があれば、その都度相談しますけれど、それほどでもない場合は私が寄せている部分はありますかね。 

 

── 昔からそういうスタンスですか?

 

安さん:割とそうですね。けんかってすごくエネルギー使うじゃないですか。今は、育児にパワーが必要なので、ほかのことでエネルギーを使いたくないのもあります。その場で伝えるとややこしくなりそうだなと思うことは、翌日に言ってみるとか。タイミングを見計らってけんかにならないようにしています。とにかく安らぎの中で暮らしたいと思っています(笑)。

 

PROFILE 安めぐみさん

やす・めぐみ。1981年生まれ。東京都出身。デビュー後、グラビアやバラエティ番組でブレイクし、活動の幅を広げる。2011年にタレントの東貴博さんと結婚し、2015年に第一子、2024年に第二子を出産。二児を育てるママタレントしての活躍が期待される。

取材・文/津島千佳 写真提供/安めぐみ