2024年1月に第二子であり、次女となる萌歌(もか)ちゃんを42歳で出産した安めぐみさん。2015年3月に誕生した第一子で長女の詩歌(うた)ちゃんとは9歳差の姉妹です。9年ぶりの出産で前回との違いや、詩歌ちゃんの成長も感じているようで── 。(全3回中の1回)
出産直後は元気だったけど…
── 長女の詩歌ちゃんを33歳、次女の萌歌ちゃんは42歳のときに出産されました。安さん自身、9つ歳を重ねての出産でしたが、産後の肥立ちはいかがでしたか?
安さん:長女のときは産後の回復がとても大変だった経験があったので、年齢のことも考えて次女は無痛分娩を選択しました。出産した報告を兼ねて、産後すぐの私と次女の写真をお世話になっている方にお送りしたんです。それを見た方からは「出産直後と思えないぐらい、すごく笑顔だね」と驚かれるほど産んですぐは元気で、赤ちゃんに向き合える余裕もあったんです。でも、翌日からは、あちらこちら痛くて本当に大変でしたね(笑)。
長女のときはすべてが初めてのことだったので、入院中は長女が泣いているだけでも戸惑ってしまい、パニックになりました。長女の産院はとても評判がよく、食事もおいしいという前情報を楽しみにしていたのですが、入院期間のことはまったく記憶にないくらい、自分がいっぱいいっぱいになってしまって、写真に残す余力もなかったです。それが次女の出産では、長女のことも考えなきゃいけないこともあってなのか、産院での食事を全部撮影できちゃうくらい、前回よりも落ち着いていました。でも、大変だったのは退院してから。年齢は正直ですね。あちこちが痛くて。本当に毎日が必死でした。
── 詩歌ちゃんの産後は、退院してすぐ家事をして大変だったんですよね。
安さん:長女のときは無事に産むことばかり考えていて、産後の生活についてはノープランだったんですよね。当時は夫が本当に忙しく、地方でのお仕事も多かったので、産褥期にがんばりすぎてしまったみたいで、41度の高熱が出て、退院した3日後にまた病院にお世話になってしまいました。
そういう経験があったので、今回は無理をしない、とは決めていましたが、長女の学校のサポートなど前回にはなかったことも増えていました。今回は実父にたくさん手伝ってもらったり、近所のお友だちにも甘えさせてもらったりしました。9年前はほとんど知らなかった産後ケアの方にも今回はお願いして来ていただきました。
── 産後ケアの方は、どのようなことをしてくれるのですか?
安さん:私の場合は自宅に来てもらって、数日分の家族の食事の作り置きをしていただいたり、体をメンテナンスしてもらったり、次女を見てもらったりしました。産後ケアの方に本当に救われましたね。