9人組ガールズグループTWICEのメンバー、MOMOさんの姉で、ダンサーとして活躍しているhanaさん。「やめたいと思ったことは一度もない」と語るダンスへの思いについて伺いました。(全2回中の1回)
4歳から始めたダンス「妹もうしろで一緒に踊って」
── ダンサーとしての現在の活動内容について教えてください。
hanaさん:That crewというダンスチームのメンバーとして関西を中心に活動しています。そのほか、ダンスのインストラクターとして指導をしたり、アーティストやアイドルの振りつけをしたりしています。
── ダンスを始めたきっかけはなんでしたか。
hanaさん:父がアメフトの選手で、試合を観に行ったときにチアリーダーのお姉さんの姿を見たのがきっかけです。幼いながらに、「あぁいうふうになりたいな」と思っていました。最初に憧れたのはチアのお姉さんだったのですが、親に連れて行かれたのは普通のダンススタジオで、習ったのはチアダンスではなかったんですけどね。
── それはいくつのときでしたか。
hanaさん:4歳のときです。妹は年が2つ離れているので、当時はまだ習える年齢ではありませんでした。でもスタジオのうしろの方で、私たちを見ながらずっと一緒に踊っていて。「一緒にやっていいよ」と先生が言ってくれたので参加させてもらっていました。その1年後くらいから姉妹で一緒に習うようになりました。
── ダンスを姉妹で始めたのはhanaさんがきっかけだったんですね。ご家族は子どもたちが好きなことをするのを応援してくれていましたか。
hanaさん:両親は、小さい頃からずっとダンスを習わせてくれて、発表会や大会などにもたくさん出させてくれていました。今は指導する立場にいるので、それがすごく大変だったんだろうなと思うことが多いです。本当に感謝ですね。今と違って衣装も既製品は少なかったので親が手作りしてくれていましたし、そういう準備も含めて両親は応援してくれていました。
── 性格的にはどんなタイプのお子さんでしたか。
hanaさん:社交的な方だったと思います。人前で何かをするのも好きで、ずっとセンターに立ちたいと思っていました。でも、妹の方が積極的な性格だったと思います。
── 学業とダンスの両立をしてきた学生生活だったそうですね。
hanaさん:学校が終わったらすぐにダンスを習いに行くという生活だったので部活には入っていませんでした。当時、住んでいた京都から大阪にダンスを習いに行っていたんですが、帰宅は夜の10時半頃になることもありました。そのあと夕食を食べて寝て、起きてまた学校に行くという繰り返しでした。寝る時間は遅かったと思います。
── 若くして結構なハードスケジュールですよね。
hanaさん:今考えたらそう思いますね。とにかくダンスを習いたかったので、高校は家から一番近いところを選んだんです。電車を使わなくてもすぐに通えるところにしました。スタジオにダンスボーカルコースもあったので、ボーカルにも挑戦してみたくて通っていたのも理由です。
── 歌も習っていたんですね。
hanaさん:当時は、歌えないとセンターに立てないというイメージがあって。今でこそダンサーが注目されて前に行けるようになったんですけど、まだまだボーカルがメインで、バックダンサーが主流の時代でした。でも途中で、「私は歌がそんなに好きじゃないかも」ということに気がついて、ダンス一本にしたんですけどね。