食費を抑えるためにも「麦飯を7合炊いてます」

── 普段の食事はどうされているのか気になります!

 

アンジェラ佐藤さん:食費を抑えたいので、質素なご飯を心がけています。最近は、麦飯をお水一升分くらいで7合分炊きます。これだけ水分が多いと、白米だとおかゆになりますが、麦飯だとおいしくふっくらと炊けるんです。健康にもいいし、麦飯が大好きなので。

 

あと、基本的に炭水化物オンリーですが、ときどき、卵1個入れてTKG(卵かけごはん)にしています(笑)。1日昼と夜の2食で、だいたい1食分を500円以内におさえています。お米も安いときに買って、1か月の食費は5〜6万円くらいかな。

 

アンジェラ佐藤さん
大食いでもこんなにスリムな体形をキープする秘密は、ラム肉にある?(本人インスタグラムより)

── 夜に炭水化物をたくさん食べると太りませんか?

 

アンジェラ佐藤さん:ですよね。私も太ります。特にパン類を食べるとけっこう太りますね。あと、塩分が濃いめの食事はむくみます。だから、体重キープも含めて気をつけていますが、私の場合、ダイエットしたいときは、ラム肉を3、4kg食べるんです。そうすると、多いときで1日3kg、平均で1日1kgくらいやせます。あくまでも個人的見解ですが、「ダイエットしなきゃ」って思うときはラム肉に頼っています。あとダイエット中は、1日1万歩、歩きます。

大食いを応援してくれる人たちに恩返ししたい

── 仕事をするうえで、どんなことを大切にされていますか?

 

アンジェラ佐藤さん:生産者、販売店、調理しているお店、テレビやYouTubeで私を観てくれる方…すべてに感謝の気持ちを表すことです。食は、「人をよくする」と書くくらい、人をよくしてくれると信じています。特に、私みたいにたくさん食べても、「いっぱい食べてくださいね」って笑顔で受け入れてくださる食べ放題のお店とかにはすごく感謝しています。

 

大食いタレントの道を突き進もうと決めた理由は、こんな自分でも発信力を持つくらい有名になることでお世話になってきたお店たちに恩返ししたいと思ったからなんです。

 

アザラシと大食い対決をするアンジェラ佐藤さん
「動物と闘う企画は好物!」と笑顔

── 大食いのお仕事は食に関わる人たちへの感謝につながっているんですね。今後の目標はありますか?

 

アンジェエラ佐藤さん:北海道が大好きで、北海道在住タレントとして活動しているので、北海道の食を盛り上げる立場になりたいです。あと今、台湾進出に力を入れています。食の宝庫の北海道と、美食の国の台湾のかけ橋になれるようなコラボ食の開発をしたという目標があります。実際、台湾でも仕事が増えはじめていて、いつか夢じゃなくなるかもしれません(笑)。

 

── すごいですね!台湾でもやっぱり大食いを?

 

アンジェラ佐藤さん:はい、もちろん。台湾って、実は日本の大食い番組をそのまま放送していて人気があるんです。私、台湾のほうでも知名度が上がっているみたいで、北海道と同じくらい有名だと自負しています(笑)。

 

PROFILE アンジェラ佐藤さん

あんじぇら・さとう。北海道出身。28歳の頃、たまたま食べた大盛りメニューを完食したのをきっかけに、趣味で大盛り店巡りを始める。33歳で初出場した「大食い王決定戦」で4位になり、2度目の出場では全ラウンド1位の完全優勝を果たし、大食いタレントとしてデビュー。現在は、活動の幅を広げ、アジア各国のイベントや番組にも出演している。

 

取材・文/高梨真紀 写真提供/アンジェラ佐藤