フードファイトの世界に彗星のごとく現れ、今も活躍するアンジェラ佐藤さん。大食いタレントとしての小さな悩みはつきないようですが、それでもこの仕事にこだわる理由は、意外なところにありました。(全3回中の3回)
「私こんなに顔デカいの?」初めてテレビに映る自分に衝撃
── アンジェラ佐藤さんといえば、個性的なファッションが目を引きます。フォークソングを歌っていそうで…。もともとお好きなスタイルなんですか?
アンジェラ佐藤さん:いえ、実は後づけです(笑)。ターバンを巻き始めたのは、2回目のテレビ出演からなんですよ。初めてテレビに出演したときは、ごく普通のかっこうをしてたんです。その放送で、初めて自分の顔を360度の角度からぐるっと見たときに、「こんなに顔がデカかったんだ!」と驚愕してしまって。「この顔を隠すにはどうすればいい!?」って、対策を考えました。
帽子をかぶるのはどうだろう?などいろいろ考えたのですが、「ヒッピースタイルのターバンを巻いて髪を固定しちゃえば、このエラが隠れるじゃん!」と思いついて。ターバンだけがヒッピースタイルだと変だから、エスニックファッションにしました。今では大好きなスタイルで、エスニックファッションの仕事も狙っています(笑)。
食費にお金がかかるからファッションは古着で節約
── 普段、オフのときは何をしていますか?
アンジェラ佐藤さん:古着屋巡りですね。食費にやっぱりお金がかかるので、生活費をいかに安くするか工夫をしています。ターバンはエスニックファッションのお店で400円とかです。ブレスレッドやスカーフなどは50円とか100円とか。エスニックファッションってあまり安っぽく見えないという利点もあるんです。流行にも左右されないし。センスも意外とごまかせます。
── ほかの大食いタレントの方々と交流されたりもするのですか?
アンジェラ佐藤さん:私は北海道在住なので、東京に行ったときにはみんなに連絡をして会ってご飯を食べに行きますね。もぐもぐさくらちゃんとか、三宅智子さんとか、イケメンマッチョの鍋島龍一郎さんとかと行くことが多いです。
── みなさん、プライベートでもやはり大食いなんですか…?
アンジェラ佐藤さん:そうですね。基本的にみんなと会うときはビュッフェです(笑)。1人平均5kgくらいは平気で食べる人たちなので、オーダー式の居酒屋とかだと大変なことに(苦笑)。やっぱり大食いウェルカムなお店に足を運ぶことが多いです。いつも「たくさん食べていってくださいね。これからご飯も追加で炊くんで」って私たちを歓迎してくれて。本当にありがたいです。ただ私、食べ放題出入り禁止が特に多くて。札幌で11軒、東京で3軒もあるんです…。
── そんな…!どうして出禁に?
アンジェラ佐藤さん:決まったお店に集中的に行ってしまったから、お店に相当負担をかけてしまったんだと思います。ある中華料理屋の食べ放題のお店では、お会計のときに倍額を請求されたことも…。1人3000円だったのですが、人よりたくさん食べたからという理由で「6000円支払って」と。そのときは手持ちがなかったので、「食べすぎて本当にすみません!でも手持ちがなくて…」と平謝りして、なんとか通常料金で許してもらいました(笑)。