1歳から雑誌モデルとして活躍した岡田結実さん。20年以上に渡り、順調にキャリアを築いている彼女ですが、活躍を続ける中、進路に迷った時期があると言います。

中学3年生、進路に迷ったとき

岡田結実

── 岡田さんが雑誌のモデルのお仕事を始めたのは1歳のとき。先にお兄さんが雑誌のモデルをしていて、お母さんと一緒に現場にいた岡田さんにも声がかかったそうですね。その後、モデルやバラエティなど活躍の幅が広がっていきましたが、ご自身でこの先も芸能のお仕事を頑張っていこうと思ったのはいつくらいですか?

 

岡田さん:私が中学3年生のとき、モデルとしてお仕事していた雑誌『ピチレモン』が休刊になったあたりですね。現場でもとてもよくしていただいたし、このまま仕事が終わるのは嫌だなと思ったときに、改めて将来を考えたような気がします。当時、所属していた事務所も辞めて、フリーになって1年くらい考えた結果、やっぱり芸能の仕事を続けていきたいなって。

 

── 進路やお仕事ほか、何かに迷いや悩みがあるときは誰かに相談されますか?

 

岡田さん:基本的に誰にも相談しないですね。子どもの頃からそうなんですけど突然、自分が決めたことを報告するので、親とか周りの人には「えっ…?」ってびっくりされることもあるんですが。もちろん人からのアドバイスは聞きますが、最後は自分が答えを出すことになりますし。

 

── もともと決断は早い方ですか?

 

岡田さん:事務所が変わるときは少し考えましたが、基本的には早いかもしれません。物事を決めるときに、自分がやりたいのか、やりたくないのか。その環境にいて楽しいのか、楽しくないのかといった、2択で物事をシンプルに考えることが多いですね。いろいろ考えても決めるときはスパッと決めるし、そのあたりは父と似ているかもしれません。父もいい意味でも悪い意味でも、一回これは違うなと違う選択をするとか。

 

── 前に進むと。

 

岡田さん:私も人やモノにもあんまり執着しないかもしれないです。後悔してもいいから、そのときちゃんと動ける人間になりたいし。ただ、その結果、人に対して淡白になってしまっているかもしれないですね…。最後まで人に優しさとか気配りができていたかといえば不安ですし、決断が早すぎて失敗したこともあります。早過ぎず遅過ぎず、中間が一番いいんでしょうけど。

 

── お父さんも芸能界で活躍されていますが、お父さんから言われて印象的だったことはありますか?

 

岡田さん:「勉強はずっとしていなさい」って言われてました。学業もそうですが、「いろいろな知識や情報など、常にアンテナを張って吸収しておくんだよ」といったことは言われ続けていたと思います。本もそうですね。父は結構、読書家なので、ビジネス本とか自己啓発本をよく読んでいた記憶がありますし、読書の良さを教えてくれたのかな。私も父の影響なのか、時間があれば小説もときどき読みますよ。