99年に杉良太郎さんと17歳差で結婚した伍代夏子さん。家では年齢差はまったく気にならないというものの、新婚旅行では驚いたこともあると言います。(全5回中の2回)

彼が揚げ物をするとき 

── 1999年に結婚されましたが、旦那さんと一緒に生活を始めた当初はいかがでしたか?

 

伍代さん:はじめは大変でしたよー。温度も湿度も合わないし、みそ汁の味も考え方も何もかも合わない。何、その習性?と思うことも多くて、お互いハッキリ物を言うし、売り言葉に買い言葉。言い争いばかりでした。

 

それでも時間と共に徐々に慣れていったのと、杉さんとは人情の感覚がすごく合う。お互い同士のような感じになっていきました。

 

── 夫婦で17歳の年齢差は気になりましたか?

 

伍代さん:まったくないです。だから結婚した当初は細川たかしさんや山本譲二さん、おふたりから見ても、杉さんは大先輩になるのですが、「杉さんのことなんて呼んでるの?まさか“良ちゃん”なんて言ってないでしょうね?」と聞かれたので、いやいや言えるでしょ、夫婦なんだからと(笑)。

 

もちろんステージに立てば先輩ですし敬います。だけど、夫婦になってからは先輩後輩じゃなくなっちゃって可哀想だけど(笑)、今は楽しいパートナーという感じです。

 

── 家事はほとんど伍代さんがやっているそうですが、揚げ物や洗い物は杉さんが担当されているそうですね。

 

伍代さん:揚げ物は、私に火傷させちゃいけない。洗い物は、私がマイクを持つときに手が荒れていたら、私のお客さんに怒られるだろうと思ってくれてるようで、杉さんがやってくれます。

 

前の日に、「明日の晩ごはんは揚げ物にしよう」と決めると、当日、杉さんが帰ってくるまでに下拵えをしておくんです。杉さんの帰宅に合わせて油の温度もすぐに揚げ物がしやすいちょうどいい温度をキープ。杉さんが帰宅して着替えると、彼がパン粉をつけて揚げ物をしていきます。揚げたてのエビフライと一緒に、晩酌をしながら囲む食卓は楽しいですよ。