99年に杉良太郎さんと結婚した伍代夏子さん。舞台を観に行ったことがきっかけで、電話番号を交換し、毎日連絡をとる仲になりますが当時、伍代さんには結婚する気はなかったそうです。(全5回中の1回)
私が彼に対してできること
── 1999年に杉良太郎さんと結婚。杉さんの舞台を観に行ったことが、始まりだったそうですね。
伍代さん:私の振り付けの先生から「杉さんの舞台は勉強になるから観に行きなさい」と言われて、マネージャーさんと一緒に行ったんです。
当日、楽屋に行ってご挨拶させてもらいましたが、舞台が終わった後に杉さんのマネージャーさんが来て、「伍代さんすみません。本人が感想聞きたいって呼んでます」と言われたんです。その日は「お邪魔でしょうから…」と帰りましたが、たぶん、そのときから私、気に入られていたんですよ(笑)。
──(笑)。その日は、連絡先の交換はされなかったそうですね。
伍代さん:はい。でも、その後もまた舞台に誘われて2回目は名古屋。3回目は東京。私も行くと行った約束は絶対に守るタイプです。1年に3回くらい杉さんが公演をしていたので、たぶん3か月に1回くらいは観に行きましたが、3回目の公演の後、みんなでご飯を食べに行ったときに電話番号を聞かれたんです。その日から毎日電話が掛かってくるようになって関係が近くなりました。
── 1か月毎日電話をしているときに、おふたりで会うことはあったのですか?
伍代さん:1回だけあったかな。みんなでご飯に行くのかと思ったらそうじゃなくて、2人で浅草の料亭に行ったことがありました。
── 伍代さんは、元々結婚願望はあったのでしょうか?
伍代さん:全然なかったんですよ。でも、杉さんとお話をしていて絶対的に思ったことがあるんです。“この人は私じゃなきゃダメ。私じゃないとこの人は幸せじゃない。私ならこの人を幸せにしてあげられる”と思ったんですよね。
── 私がこの人といたら幸せになるのではなくて。
伍代さん:結果、私は幸せにしてもらいましたよ。でも私は誰と一緒になっても相手からたくさんお金をもらうとか、大きな家を建ててもらうとかそういうことは望んでいなかったんです。
私が彼からもらっている幸せは、私じゃなきゃダメだと思って彼の世話を焼くこと。他の人ではできない彼のメンタルを支えるとか、そこに私は幸せを感じていますね。