現在、年子で2児の母である中越典子さん。きょうだいゲンカも勃発するなか、子育てに日々奮闘していますが、母になって変わったことがあるといいます(全4回中の3回)。

ママっ子の娘がキッとなって

── 長男さんが6歳、長女さんが5歳と年子とお子さんがいらっしゃいますが、2児の母になっていかがですか?

 

中越さん:子育てのせいにしてはいけないですけど、感情の起伏が激しくて、落ち込んだり、喜んだり、反省したりの繰り返しですね。家事や子育て、仕事がある日は1日があっという間に終わります。

 

── 2人のお子さんがいらっしゃると、とくに朝は時間に追われるのでしょうか?

 

中越さん:毎朝戦いですし、毎日同じことを5回は言っているような気がします。子どもたちがテレビの前に座っていると「朝ごはんできたから食べようね」「食べようか」「はい、食べよう!」「はい、立って!」「あと10分!あと5分!」って声も大きくなっていくんです。夫はもうちょっと柔らかい言い方で誘導していますが、私は子どもの登園時間を考えるとやっぱり余裕がないですね。

 

── 年子ですが、兄弟喧嘩もされますか?

 

中越さん:よくしていますね。「お兄ちゃんがこう言った」「妹がこんなことしてきた」とちくいち報告してくるので、「2人で解決しなさい!」って言いますが止まりません。子どもたちがゲームをするかアニメを観ている時は一瞬ひと息つけますが、それ以外は喧嘩がはじまれば奇声が聞こえてくるし、いつも家の中が騒がしいです。

 

気分転換にワインをたしなむ中越さん

また、下の娘はママっ子なんです。「ママは私のもの」「ママと夜は一緒に寝る!」と言ってくれて嬉しい限りではありますが(笑)、気が強くて感情もハッキリしています。3歳になったあたりから気に入らないことがあると、私のことをキッ!っとにらみつけてくることもあって、それが許せなくて、悲しくて、怒りたくなることもありました。

 

一度冷静になって、娘ににらみつけるのだけは悲しいからやめてほしい。人をにらむのはいいことではないとお願いしました。私だけではなく上のお兄ちゃんに対しても時々にらんでいるし、友達にもやってしまうのはさらによくないので。

 

長男はどちらかと言うとパパっ子ですね。とても優しくてよく泣きますが、表情もすごく豊かで面白い。この前我が家で飼っている犬…、テキーラと言いますが「テキーラ、幸せな思いをしてね。そうじゃなきゃ悲しいからね」となでている姿を見て感動しました。