海外初体験の母親を連れてのイタリア旅行。しかも期間はたったの2日!?何かが起きないはずがない!イラストレーターのなかきはらあきこさんが家族との珍道中を綴った注目のコミックエッセイ『たった2日でイタリア旅行』をお届けします。
怒りのあまりに口パクに「どうして!」深夜の母娘の議論は平行線
母の突然の思いつきから始まった、たった2日のイタリア旅行。初日の観光を満喫してホテルに戻ろうと乗った地下鉄で再びスリの被害に遭いそうになったなかきはらさんたち。地下鉄を逃げるように後にし、どうにか滞在しているホテルまで戻ってきました。
ホテルについて、翌日の計画を練り始める3人。
まずは翌日のスリ対策。1日に2回もスリに合いそうになったため、すぐにでも防犯対策ができる鞄を買おうと主張するなかきはらさん。それに対し母は「あと1日しかない貴重な時間を鞄選びに使うのはもったいない」と拒んできます。
互いに譲らない両者に妥協案として姉が提案したのは「ローマを離れて観光する」こと。しかし、この決断がさらなる事件の引き金になるとは、この時はまだ知る由もありませんでした。
PROFILE なかきはらあきこ
鹿児島県出身。娘2人と夫の4人家族。30歳の頃、脱サラしてイラストレーターに。コロナ禍にずっと描きたかった日常漫画を描き始めました。ブログ「なかきはらの腹ん中」では子供や夫婦の日常を描いています。日常のちょっと笑えるトラブルや何気ない気づきを発信中。
構成/可児純奈