終戦後、洋品店を開き成功した鈴たち一家。鈴は女学校を卒業し、実家を手伝う日々を過ごしています。やがて23歳になった鈴の元には、次々と縁談が持ち込まれます── 。
作者の芸子さんは、元美容部員。女性が多く活躍している職場でしたが、育休中に子どもを預ける保育園を見つけることができず、職場復帰を断念した経験があります。育児中心の生活のなか、「自分が本当にやりたいこと」を自問し動き出す過程を描いた漫画「社会復帰、どーすんの？！」は、SNS上で共感の嵐となりました。芸子さんが一歩踏み出すきっかけとなったのが、「ワーキングマザー」として生きた実の祖母・鈴の生き方。
芸子さんが描く鈴の物語は、私たちに「やりたいことを諦めない勇気」を届けてくれます。
「ずっと実家の手伝い？お嫁さんに行ったほうがいいって！！」おばちゃんたちの言葉がグサッと刺さる
「母と兄を安心させたい、でも商売は楽しい」。気持ちが定まらない鈴の目の前に、とある見合い写真が飛び込んできたのでした。
作／芸子
