日常を漫画にして発信しているミロチさん(@mirochi8989)は、2歳の娘と4歳の息子を育てているママ。ある日、息子からかけられた意外な言葉を描いた作品に注目が集まりました。
お迎えのときに急な雨…車まで走っていると
それは夕方、保育園のお迎えに行った時のことでした。突然ひどい雨が降ってきたため、ミロチさんと子どもたちは少し離れた駐車場まで走ることに。
上の娘・つむさんはひとりで車まで走れると言うので、末っ子のいとくんはミロチさんが抱っこすることにします。
「いとくんは抱っこね!濡れちゃうから下向いてて」と声をかけると、「はやく!おかあしゃんぬれちゃう!はやくはちって~!」と、心配そうないとくん。
母がぬれる心配をしてくれるなんて、なんて優しい子…。
そう思ってミロチさんが「お母さんはちょっとくらい濡れても大丈夫だよ!」と微笑むと…、いとくんからは「かわいいいとちゃんがぬれちゃうよーっ!!!」とのひと言が。
母の心配をしてくれてたんじゃないの!?
これにはミロチさんも「何だよチクショーッ自分の心配かよ!」と力いっぱいつっこんでしまったのでした。
「微笑みかけた自分が恥ずかしい…」
コメントでは「自分で言うのかわいすぎる」「かわいいの自覚してる」など、いとくんのまさかの対応に笑ったという声が集まりました。
この息子の言葉にミロチさんは…
「いつも身を粉にして子どもに尽くしてる母の姿をしっかり見てきたうえで優しくしてくれたのだとめちゃくちゃ嬉しかったんですが、そんなことはなく王様街道まっしぐらでした…。
美談だと思って子どもに微笑みかけた自分が恥ずかしいです。結局いとくんは私の服に顔を埋めて濡れないように隠れ、私はびしょ濡れで帰宅しました…」
予想のななめ上をいく子どもの言動。ときに振り回されつつも、それもまた育児のかけがえのない思い出のひとつなんですよね。
PROFILE ミロチさん
漫画とパンと植物をこよなく愛す2児の母。Instagramを中心にブログやTwitterで育児漫画を発信中。漫画「捨てられ女と天然記念物男~私たち10歳差婚です~」もCHANTO WEBにて好評連載中。
取材・文/阿部祐子 画像提供/ミロチ