娘想いの母親をもつ心優しい主人公。一見その親子関係は穏やかなようにも見えますが、互いが相手を思いやっているからこそ向き合えないこともしばしば。
「毒親」「自立」「恋愛」など、今の時代をとりまく題材をテーマにした、福々ちえさんの贈る『息苦しいほど優しいママと逃げたい娘のお話』が反響を呼んでいます。
【第61話】人に嫌われるより、心にもない言葉で自分を嫌いになるほうが苦しいから
「『好きで好きでたまらない』って感じで付き合ったことはない。それよりも、『この人といる自分いい感じだな』って思えるのが、私にとっては重要みたい」
そんな自分の恋愛観を会社の後輩に伝えた先輩。「引かれるかな」と思っていたら、意外にも尊敬の眼差しを向けられました。
自分と正反対の後輩は、考え方も真逆。
誰かから嫌われるのが怖い後輩と自分を嫌いになるのが苦しい先輩、職場での行動の違いはここからきていたのかもしれない。
作/福々ちえ