人生のテーマは「機嫌のいい女」

── その後、現在のセント・フォースに入ります。

 

望月さん:ふしぎ発見!のあと、セント・フォースの社長と出会って事務所に入るのですが、社長から「何をしたいの?」と聞かれました。ラジオが大好きだったので「ラジオがしたいです」と答えたら、当時、「うちはそんなにラジオのお仕事多くないんだよ」と言われたんです。今ではけっこうラジオも出ていますけどね。

 

でも、生放送の様子が見学できるTOKYO FM渋谷スペイン坂スタジオでオーディションがあったので「受けに行く?」と言われて。オーディションに受かって月〜木で夕方のレギュラー番組を持たせていただきました。

 

ラジオは好きでしたけどこれも初めての経験で、さらに生放送なのでだいぶ鍛えられたと思います。この番組は5年なんですが、その後も生放送も担当していましたし、ずっとラジオをさせていただいていたので、「職業はなんですか」と聞かれると「パーソナリティです」と答えていました。ラジオで培ったものが、そのあとのズムサタにも活きたと思っています。

 

望月理恵さん
スタジオで「ズームイン!!」のポーズを決める望月さん

──「ズームイン!!サタデー」では17年半にも渡って司会をつとめられました。印象に残っていることを教えてください。

 

望月さん:「スナックモッチー」というトークコーナーです。さまざまな方がゲストでいらっしゃってお話を伺うのですが、ここでインタビュー力が鍛えられたと思います。正直、最初はインタビューって難しい仕事だと感じていました。機嫌が悪い方もいたり、話さない方もいたり、その雰囲気に飲まれてしまっていたので。

 

でも私とその人の問題を別にしようと思うようになりました。どんな人が現れようとも、今は自分のすべきことに集中しようと思ったんです。人生のテーマとして「機嫌のいい女」というのを掲げているので、相手に関係なく、常に機嫌よくいるというのを実践したら自分のモチベーションを保てるようになりました。人を変えるより、自分が変わるほうが早いですしね。

 

望月理恵さん
「スナックモッチー」のセットの前で。表情はすっかりスナックのママ!?

── インタビューなのに何も話してくださらない方、いらっしゃいますよね(笑)。

 

望月さん:そう!「あれ?質問、事前に見てくださってますよね!?」って。

 

── それとは真逆で、話しすぎる方も。

 

望月さん:わかります。番組は時間も限られているので、そんなときは「本当にこれ聞きたいので、後で残って朝まで聞きます!次の質問いいですか?」って。ちょっと笑いに変えて展開するようにしていました。でも本当に聞きたいと思っていたので終了後に続きを聞いたこともあります。

 

インタビューは、「あなたに興味があって知りたい」というのを伝えることが一番だと思っているので、それが伝わるように意識していました。知りたいと思う方に対して、どう向き合ってもらうか。業界問わず、いろいろな方が出演してくださって貴重なお話を伺うことができました。

 

PROFILE 望月理恵さん

望月理恵さん

1972年生まれ、兵庫県出身。「日立 世界・ふしぎ発見!」ミステリーハンターでデビューし、ラジオ番組のほかテレビでは「土曜LIVEワッツ!?ニッポン」、「ズームイン!!サタデー」等でレギュラーとして活躍。2021年6月よりセント・フォース取締役に就任。

取材・文/内橋明日香 写真提供/望月理恵