Instagramのフォロワー数16万人を誇る人気料理家のmisaさん(@misa_ihouse)が投稿した、おうちで簡単にできる絶品牛丼レシピが話題になっています。
「あのお店の味を再現したい」たどり着いた究極の味
牛丼チェーン店の「すき家」のファンというmisaさん。「あの味をどうにか家でつくることはできないだろうか?」と、その味を目指してたどり着いたのが、今回紹介した牛丼だったそう。
作り方は簡単で、材料を鍋に一気に入れて火にかけるだけ。4人分で、玉ねぎ2個をスライスし、牛肉700g、しょうゆ60ml、酒70ml、みりん30ml、水500ml、砂糖60g、顆粒の本だし15g、しょうがチューブ大さじ1を、すべて鍋に入れて中火で煮ます。20分くらい煮込めば完成。玉ねぎに味がしみ、くたっとしてきたら完成の目安です。
「砂糖をあまり使いたくないという方は玉ねぎを倍量にしたり、みりんを60ml、砂糖30gにしてもいいと思います」
「すき家ファン」ならわかるトッピングアレンジも
misaさんは、さらにアレンジして、よくお店で食べるというすき家のメニューも紹介しています。食欲をそそるというそのメニューは、ほぐした明太子1本、牛乳大さじ1、マヨネーズ大さじ2を合わせたものを、牛丼にのせた高菜漬けの上からかけて食べるというレシピ。
「高菜漬けを使ったトッピングのメニューもお店にあるのでそれも再現してみました。温玉をのせて白いりごまを振れば、さらにごちそうになるのでおすすめです。牛丼はさまざまなものと相性がいいので、冷蔵庫のなかにあるものをちょっと使ってアレンジしてみてください。
シュレッドチーズをのせて電子レンジで加熱し溶けたチーズと食べたり、大根おろしにポン酢をかけたものをのせて食べたり。白髪ねぎと豆板醤をあえたものをのせれば中華風にも。これからの季節はさっぱりとオクラ&鰹節を和えてトッピングしてもおいしそうですね。アレンジがきくので本当にこの牛丼は飽きがこないと思います」
疲れて帰ってきた日でも簡単!おうちごはんの救世主
「これは、お仕事から帰ってきて疲れているときでも余力で作れるように考えたレシピ。実際、私自身もそんなときに頼りにしているメニューです。フォロワーさんから『黄金比、保存した!ありがとう』『簡単なうえ、これがいちばんおいしい!』『偏食の子が食べてくれた』とのメッセージをもらい、見えないところで誰かの家庭を支える力になれているかと思うと嬉しいです」
子育て中の皆さんにも注目されるこのレシピ。普段は保育士としても働いているmisaさんによると「保育園では牛丼ではなく豚丼が出されることが多いんです。子どもたちにはあっさりとした豚のほうが食べやすそう。お子さんがいるご家庭では、牛肉の代わりに豚肉を使ってもらってもよいのかなと思いました。豚の切り落としなどを使えばコスパもよく、食べ盛りのお子さんにもお腹いっぱいになってくれそうですね。多めに作って冷凍しておけば、お弁当のおかずにもなってくれると思います」
子どもから大人まで幅広く愛される牛丼。この黄金比さえ知っていれば、おうちごはんの献立のピンチも切り抜けられそうですね。
PROFILE misaさん
おもてなし料理家。家族や友人から「美味しい」と評判のかんたんおもてなしレシピをSNSで発信中。著書に『食べた人全員に「作り方教えて!」と聞かれるとっておきrecipe』(KADOKAWA)。
取材・文/加藤文惠 画像提供/misa