2006年に結婚したダイアン津田さんと妻のりえさん。しかし、結婚を決めた当初は、夫の月収は一桁の月も多かったと言います。現在3人の母となったりえさん。それでも結婚を決めた理由や周りの反応、そして、どのように家族になっていったのか。(全4回中の1回)

夫との初対面も…「招待されてる感じもなく」

── 夫の津田篤宏さんとの出会いについて、教えてください。

 

りえさん:もともと友達の知り合いが天津の木村さんで、私が友達と2人でいるときに木村さんから「今、後輩の家で飲んでるからこーへん?」ってお誘いがあり行った先が旦那の家でした。

 

── 旦那さんの第一印象はいかがでしたか?

 

りえさん:私と友達、旦那と木村さんの4人で遊んだんですけど。旦那は、全然こっちに興味がないというか、ずっとゲームをしていて、受け入れられてない感じで…。別に、料理があるわけでもなく、招待されてる雰囲気でもないし。

 

こっちも芸人さんの家を見てみたいとか、後輩って誰やろうという興味本位で行った感じだったし、「じゃあ、芸人さん見れたし、帰ろうか」ってなって、多分一時間も居なかったのかな。会話という会話は、まったく覚えてないですね。

 

夫の篤宏さん(ダイアン津田)と出会った2004年頃の写真「若い!」

── そこからどのように恋愛、結婚に発展していったのでしょうか?

 

りえさん:ただ、あまりに興味なさそうだったので、逆に気になった感じはありました。

 

初めて会った日に連絡先だけ交換していたので、その後、旦那から「臨時収入入ったよー」とか、「今友達とおるけど、出てこられへん?」って、ちょこちょこ連絡がきて。多分、出会ってから1、2か月後くらいにつき合ったと思います。

 

私が21、22くらいのときにつき合って、24歳で結婚しました。

 

── 結婚を決めた理由について、伺わせてください。

 

りえ:私が23くらいのときに結婚の話が出たのかな。このままズルズルつき合っても、若いからっていいもんじゃないし…。別れるか、結婚するか、決めてほしいって言ったような気がします。

 

ただ、結婚というものをしたかったっていうより、一緒にいてすごく楽だったんです。家族であっても気をつかったり、友達の前でもちゃんとしなきゃって思う場面って、あると思うんですけど、旦那にはそういうのがなくて。本音が出せるし、この人と一緒にいるとずっと楽しいだろうなぁ。この先も一緒に過ごしていたいなって思ったんですよね。

明細書も「全然見てもえーよ」って言うけど…

妻のりえさんと出会った当時の津田さん、友達の子どもを抱えて

── 結婚を決めた当時は、芸人としてのお仕事の状態はいかがでしたか?

 

りえさん:当時、旦那が28歳でしたが、女の子の友達に「ダイアン」って言っても「誰?」って感じでした。男の子の友達は、「深夜番組で見たことがある」っていう人はいましたけど、ほとんど知名度もなかったですし。親に言っても、吉本の芸人さんってことはわかっても、全然知らない人でしたね。

 

── 収入も、まだまだ不安定だった時期でしょうか?

 

りえさん:旦那の給料だけじゃ、全然全然…!結婚を決めたときも、旦那の月収は一桁とか良くて二桁で12、3万。たぶん15、6万はなかったと思います。旦那の部屋に行くと、明細書がその辺に置きっぱなしで、普通に見せてくれるんですよ。まったく隠し事がない人で。

 

私は当時、保育士として働いていましたが、職場の人に、結婚しても仕事を続けるし、産休・育休を取っても絶対戻ってきます!って宣言してました。それくらい、私が仕事を辞めることには不安がありました。