「お母さんはかっこいい」を広めたい
── お母さまの影響もあり「子育てネタ」をするようになったのでしょうか?
竹田さん:いえ、単純に、今いちばん興味があるネタだからです(笑)。もっと年齢を重ねれば、老後の話になるかもしれません。
でもお母さんは「人間を育てる」という、ものすごいことをしているのに、それはやって当たり前で、「外で仕事をしていなければ無職の人」とされることにずっと違和感があります。無職なわけあるかい!偉業を成し遂げてるわ!といつも思います。
その点、お父さんは経済的に家計を支えていますから、社会的地位もありますよね。お金に換算するものではないのかもしれませんが、そのあたりがどうも腑に落ちなくて。
「お母さんという存在はかっこいい」ということを、どうやったら伝えられるだろう…と考えています。
── TikTokでの発信が「お母さんはかっこいい」を伝える手段になっています。
竹田さん:SNSに限らず、さまざまな方法で、より多くの人に伝えていきたいと思っています。おもしろ荘の反響はやっぱりすごくて、講演会やワークショップなどさまざまな仕事のお声がかかるきっかけになりました。
今は母親であることや子育てが最大の関心事で、その素晴らしさや面白さを発信する方法を模索中です。私自身の家庭も大切ですし、手段はひとつではないと思うので、できることをできる範囲でやっていきたいです。
取材・文/夏野久万 画像提供/竹田こもちこんぶ