2023年1月1日放送の「ぐるナイおもしろ荘」(以下、おもしろ荘)に出演した、竹田こもちこんぶさん(44)。子育てのリアルネタを次々に繰り出す異色の芸風に「誰!?」と思った人も多いのではないでしょうか。プライベートでは4人の男の子を育てているという彼女に、「おもしろ荘」出演の経緯や、舞台裏について聞きました。

負け続けの人生が報われた瞬間

──「おもしろ荘」に出演された経緯を教えてください。

 

竹田さん:女芸人No.1決定戦「THE W」の準決勝に出た際に、それを見ていた「おもしろ荘」のディレクターからオーディションにお声がけいただきました。

 

「THE W」準決勝で敗退したときは、絶望で腸が出るくらいの敗北感でした。ただ、ショーレースでは負け続けの人生で、心のどこかに「無理だろう、どうせずっと負け」という気持ちもありました。

 

なので、声がかかったことはもちろん嬉しかったのですが、「ずっと続けていたら、こういうこともあるんだ」という驚きの気持ちが大きかったですね。

 

それから出演に向けた準備に取りかかりました。普段の家事育児もあるので、当然めちゃくちゃ忙しくて。喜びに浸る余裕はなかったのですが、その分、周りの人が大興奮で喜んでくれていました。

 

── 4人のお子さんがいるなかで、出演前の打ち合わせをするのも大変だったのでは?

 

竹田さん:「おもしろ荘」のスタッフは、私が動きやすい時間帯で打ち合わせを設定するなど配慮してくださいました。

 

私は夫の仕事の関係で静岡に住んでいるんですが、ネタの打ち合わせは全部オンラインだったので何とかなりました。2次オーディションは本来スタジオなんですが、こちらも配慮していただきオンラインでした。

 

竹田こもちこんぶさん
おもしろ荘で披露した竹田さんのネタ「子どもに気をつけて!」より「何と戦ってるかって?育児だよ!」
── 打ち合わせの時間は、どうやって捻出されましたか?

 

竹田さん:近所に住む義母に子どもを預けて、仕事が終わった夫に引き取ってもらうようにしていました。収録のときも夫に休みを取ってもらって。誰かに子どもを見てもらわないと東京に出られないので、義母や夫の協力なしでは成り立たないですね。

 

夫は大学在学中に東京で劇団を旗揚げして今も活動を続けており、公演があるときなんかは、平日は静岡で働き週末は東京で演出を手がけているんです。なので私の活動には理解があるし、協力してくれますね。