夫の事務所の手伝いを
── 自分の時間は、どんなことをしていますか?
細川さん:その時期によってさまざまですが、昨年から、体を鍛えたくてピラティスを始めたんです。
新しいお仕事は、ジュエリー(coccole)のデザインをさせていただくようになりました。そちらの仕事をしていることも多いです。
あとは一昨年に夫が独立をしたので、事務的なお手伝いもします。そういうことでアッという間に1日が終わってしまいますね。
── ご主人とは結婚20周年を迎えられました。どのようなきっかけで交際に至ったのですか?
細川さん:私たちに共通の知り合いの女性がいまして。その女性と私が一緒に食事に行った場所に彼が偶然いて、一緒に食事をしようということになりました。それが出会いです。
仕事は一緒にしたことがないですし、現場で会ったこともなかったので、本当にプライベートで知り合いました。
美容院も担当者も一緒だった
── 初対面から話が弾んだんですか?
細川さん:というより、なぜか共通点が多かったんです。たとえばいつも行っている美容院が一緒、担当の方も一緒で、ヘアメイクさんも同じ方とわかったときは、驚きました。
── 何か運命的なものを感じますよね。
細川さん:不思議ですよね。それで自然におつきあいするようになりました。お互いに仕事が忙しかったので、メールや電話のやり取りが多かったです。
あまり頻繁に会っていたわけではありませんでしたが、結婚までは1年くらいで、早かったですね。
── 夫婦は性格的には似ていますか?
細川さん:性格は真逆なタイプですね。私は大ざっぱなので、何か始めるときも事前の下調べをしないでいきなりやって、困ることが多いんです。
夫はリスクを考えて先読みするので、きちんと調べてから始める。私が困ったときにアドバイスをしてくれたり、気づかないことに気づいてやってくれたりするので、すごく助かっています。
── 普段は、どういうご主人で、お父さんですか?
細川さん:普段はすごくのんびりしています。父親としては、あまり細かいことは言わないですね。
子どもたちが女の子だからというのもあると思うんですが、わりと任されているところが多いです。
子どもに言い聞かせていたこと
── 細川さんが娘さんたちに、よく言い聞かせてきたことはありますか?
細川さん:小さいときはウソをつかない、自分がされて嫌なことは人にしない、手洗いうがいをちゃんとする、など、本当に基本的なことですね。
あまり体が丈夫ではなかったので、「そこだけは絶対ね」と言っていました。でも女の子なので、細かいことは気にせず、おおらかに明るく育ってくれたら、それでいいです。
体も心も健康でいてくれる、それがいちばんの願いで、いちばん大きいかなと思いますね。
PROFILE 細川直美さん
1974年、神奈川県生まれ。第2回「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを獲得。NHK連続テレビ小説『かりん』でヒロインを演じるなど、映画、CM、バラエティなどで活躍。2002年、俳優の葛󠄀山信吾さんと結婚。2児のママ。
取材・文/原田早知 写真提供/細川直美
※葛󠄀山さんの「葛󠄀」は、「くさかんむり」に「日」に「匂」という字で、表示できない環境では「くさかんむり」に「曷」の字になる場合があります。