リモートワークの働き方を工夫する

さらに、リモートワークの働き方を見直してみると改善することも。具体例を3つ挙げます。

 

1つは、「仕事時間を決めること」。だらだら残業せず、始業と終業をしっかり決めるとよいでしょう。

 

2つめは、「仕事場を定めること」。寝る部屋と仕事部屋を分けます。ワンルームの場合は部屋の一角を“職場”と定めます。コワーキングスペースでもOKな場合は積極利用を。

 

3つめは、「仕事スイッチをONすること」。通勤時と同様の服装をする、化粧をするなどのマイルールを作ると仕事モードに。コーヒーを置く、香水をつけるなど嗅覚に頼ったスイッチを作るのもおすすめです。香りは脳に直結するので切り替えやすいです。

 

人との交流がないと、確かに老け込みやすくなります。ひとりで過ごしていると思考もマイナスになりがちなので、「誰かと会う」を意識して予定を組んでみてくださいね。

 

PROFILE 八木経弥さん

やぎ・えみ。臨床心理士/公認心理師。心療内科や児童相談所、スクールカウンセラーなどの勤務経験のもと、開業カウンセラーとしても活動中。仕事では心理学を活用した育児の方法などを伝えている。2人の娘の母。

取材・文/大楽眞衣子 イラスト/まゆか!