大人からの意外な反応も

── 昨年12月から数量限定で試験発売を開始しましたが、どのような反応がありましたか。

 

木下さん:お子様の服薬に悩んでいた保護者様から、お子様が「ねるねるねるね」が好きだからとご購入いただいて、実際に薬を服用する際に使ったら「子どもがすすんで作って、楽しんでお薬を飲んでくれた」というお声が多いです。

 

また医療関係者様からも「ぜひ使ってみたい」と期待のお声もいただいていますし、意外なところでは、幼少期に「ねるねるねるね」が好きだった大人の方から、「服薬が苦手なので使ってみたい」というお声も頂戴します。

メインターゲットはお子様ですが、大人の方も薬を飲むことが苦手な方はいらっしゃいますので、子どもの頃に「ねるねるねるね」を楽しんでいた方をはじめ、どなたにも使っていただけます。

 

ただし、1回分(1袋)は、小児の用量を想定した量に設計しているため、大人の服薬用量によってはマスキングしきれない場合もございます。その場合は一度に2袋を使っていただくなどの工夫をお願いいたします。

 

── この商品をどのように活用してほしいですか。

 

木下さん:コロナ禍も3年目となり、他の病気の流行もみられるなか、薬を服用する機会が増えていると思います。苦手な薬を服用する時間を少しでも楽しく、前向きに捉えていただき、しっかり治していただけたらとても嬉しいです。

 

取材・文/内橋明日香 画像提供/クラシエフーズ