口うるさかった義母に“ざまあみろ”と思う反面

義母への不満が徐々に募っていったマサミさん。とくに娘の教育にまで口を出してきたときは 、「いいかげんにしてください」と抗議したほどでした。

 

「有名幼稚園に入るための予備校を勝手に予約されて...。『うちは保育園です』と言ったのに『私が幼稚園の送り迎えするわよ』って。困り果てて義父に相談したら、『申し訳ない。もう口を出さないようにするから』って」

 

ところが昨年末に義父から突然「離婚することにしたから」と連絡が来ました。穏やかな義父がそこまでするとは、とマサミさんは驚いたそうです。

 

義父は73歳の現在も仕事を続けていますが、それは仕事から引退して家で夫婦ふたりきりになるのを避けていたため。

 

それでも40年以上も連れ添ったのだから我慢しようと思っていたそうですが、マサミさんに対する妻の言動が「離婚したい思い」に拍車をかけたといいます。

 

「私が離婚のきっかけになったと思うと申し訳ないですが、義父は“そうではない、もともと夫婦関係はギクシャクしていた”と。『それならお義父さんにうちに来てもらう?』と夫に言ったら、『それは母さんを刺激することになるなあ』と困っていました。

 

私がお義父さんと同居してもいいと言っているのが義母に伝わったようで、義母からは『あんたはどこまでも私を陥れたいのね』と八つ当たりされました。

 

でも心身ともに参ってはいるようで、私の心の中には、そんな義母を“ざまあみろ”と思う気持ちがあります。それがわかったとき、今度は私が自己嫌悪でいっぱいになって」