バラエティーから情報番組まで、幅広く活躍するフジテレビアナウンサー山﨑夕貴さん。番組では正確に情報を伝えつつも、山﨑アナが発するコメントや、ときには思いきった行動から笑いが生まれたりと、明るい人柄が人気です。しかし、テレビで思いきって「はじけた」のは、ある言葉がきっかけだったと語ります。(全5回中の2回)

場を盛り上げるのは好きでした

── 山﨑さんは、情報番組やバラエティーでも、いつも明るく元気な印象があります。ご自身のなかで、素の自分とテレビのご自分を比べて、ギャップなどは感じることはありますか?

 

山﨑さん:みんなと会話を楽しんだり、場を盛り上げるのはもともと好きだったので、ギャップというほどのものは特にないです。ただ、はじめから今のように、テレビでもバラエティーっぽさと言うのでしょうか、おもしろさを意識しながら振る舞えていたかというと、そうではなかったと思います。

 

── どのようにして、テレビでもバラエティ的な一面も出されていったのでしょうか。

 

山﨑さん:私がアナウンサーになりたてのころ、スタッフから少しネタというか、笑いが入るようなリアクションやコメントを求められたことがあったんです。そこで、特に恥ずかしがらずに、全力で言われたとおりにやってみたら、スタッフから「山﨑、おもしろい…!」と思っていただけたようで。そこから、番組でもそういった役回りを求められることが増えたような気がしますね。

 

── 山﨑さんが以前『めざましテレビ』で三代目J Soul Brothersさんにインタビューした回が印象的でした。山﨑さんは、故郷、岡山県の「うらじゃ踊り」で登場し、インタビューしていましたね。

 

山﨑さん:三代目J Soul Brothersさんにインタビューしたときは、相手がどんな人たちなのか、どうしたら番組出演を楽しんでくれるのか。いろいろ調べているうちに気合が入り、緊張しつつも振りきってしまった感じはあります(笑)。

 

── かなりインパクトもありましたが、そこまで振りきれたのはなぜだと思いますか?

 

山﨑さん:自分の中では、どの仕事も求められる以上の結果を出したいという気持ちが強かったんだと思います。それに、実は三代目J Soul Brothersのインタビューの前に、スタッフから怒られてしまったことがあるんですよ。