10秒あれば執筆モード「娘との会話もすぐに戻れる」
── 子どもたちもパパと一緒にいられて嬉しいでしょうね。ただ、元気いっぱいのお子さんが2人もいるにぎやかな環境だと、集中して執筆することができないのでは?
池田さん:これが意外と慣れるもので、いまでは娘を膝に乗せながら、どんな場所でも集中して書けるようになりましたね。
娘の会話が止まった10秒間で頭を切り替えてパパッと書き、また娘が話し始めるとそっちに意識を向けて会話を再開する。そんな「チリツモ」の時間で書き上げることもけっこう多いんです。
── それはすごい!スイッチの入れ方、教わりたいです。
池田さん:「これができるのは、いましかない!」というギリギリの環境に身を置くことで切り替えがうまくなりましたね。
人間、その気になれば、なんでもできるものだなあと思います。訓練のたまものです(笑)。
そもそも育児って、マルチタスクの連続ですよね。世の親はこれをこなしているのだと思うと、本当に頭が下がります。私の場合、そこに「執筆」という新たなタスクが加わったんだと考えています。