近年特に、高齢ドライバーによる交通事故のニュースが目につくようになりました。今回はわが家の後期高齢者、義父の免許返納計画についてのお話です。

運転が上手な義父だったけど

義父はすでに80代半ばの高齢者。自家用車のハンドルを握りつづけ、長年無事故を誇っていた優良ドライバーでしたが、現在は運転していません。

 

私たち息子夫婦と同居を始めたのが今から約15年前。それまでは義父自身、運転にも自信があった様子で、家族から見ても特に危なげもなく、日常の買い物や趣味のゴルフまで、短距離から長距離までよく運転をしていました。

 

しかし、同居を始めて数年後、そんな義父の運転の雲行きが怪しくなってきました。

 

車幅感覚に自信があったはずの義父が、軽くミラーやバンパーを擦ったりすることが何度かあり、さらに他の車両と軽い接触事故を起こしてしまいます。

 

この事故は幸いどちらにも怪我はなく、さらに相手のほうが過失割合が大きく、義父の過失はほとんどないとの結果だったのですが、それでも義父のショックはかなり大きかったようです。

 

それまでは運転に自信満々で、私たち家族から「いくら元気だといっても年齢が年齢だから…」と免許返納を勧められても聞く耳を持たなかった義父ですが、これ以降は目に見えて運転する機会が減りました。