3児の母である、加藤夏希さん。「美容に割く時間はほぼ取れません」と言いながらも、美を維持する秘訣はどこにあるのでしょうか。加藤さんが幹事を務める「秋田県人会」についても話を聞かせていただきました(全5回中の5回)。
自分をメンテナンスする時間と場所
── 加藤さんは、昔もいまも眼福的存在ですね。
加藤さん:いえいえ、とんでもないです。子どもが3人いると、美容に割く時間はほぼ取れません。長女を妊娠したときに10キロぐらい太って、そこから頑張って痩せたのですが、長男を妊娠してまた太って痩せて。次男を妊娠したときも、同じことの繰り返しで。見た目も中身も、年齢的な変化を感じています。
だけどいまは子どもがいて、仕事とプライベートがちょうど半々ぐらいで進んでいるので、バランスがいい生活を送れているのかもしれません。肌トラブルがあったらすぐ皮膚科に行くとか病院に行くとか、時間を調整して自分のために使えるようになったのが、大きいのかもしれません。自分の身体に対して、注意深く目を向けられるようになりました。
── 独身時代は激務だったそうですね。
加藤さん:結婚する前は毎日ずっと仕事があって休みなく働いていたので、自分の時間がなかなか取れなかったんです。
トレーニングジムへ行く時間もありませんでした。当時は、夜中にトレーニングをしてくれるコーチがつくジムを見つけるのが難しかったんです。24時間営業しているジムに行って、男性にまぎれて私が1人で身体を鍛えるというのも、少し怖く感じていて。自分をメンテナンスする時間と場所を、見つけられませんでした。
── いま、セルフでなにか美容法を実践していますか。
加藤さん:もともとは歯科医師で、フェイスマッサージの仕事に転職された方から習った方法を実行しています。
口のかたちを最初は「う」の形ですぼめて、次に「い」の形に思いきり広げるんです。
いまはマスクをしない人も増えてきてはいますが、私はまだ外出中はマスクをはずしません。マスクをしていて誰ともしゃべらないときは、ひたすら口を「う、い」とトレーニングしていますね。
先生いわく、筋肉が重なり固まると、アキレス腱のように顔が硬くなりシワになるそうです。「う、い」という表情を続けると、筋肉がほぐれてほうれい線予防になり、表情も柔軟になると教えていただいたので、なるべく動かすようにしています。
あとは、指サックをして、口の中に指を入れて口内のマッサージもしています。一度プロに教えていただいたほうがいいと思いますし、人前だとできないので、マスクをしているときは「う、い」と顔を動かしています。
── 私も、整骨院で口内マッサージをしてもらった経験があります。驚くほど小顔になりますよね。
加藤さん:そうなんですよね。お酒を飲んだ翌朝マッサージをすると顔のむくみがかなり解消されます。私はむくみがとれてもマスクをしているときは、継続しています。