子どもの写真は何重もチェックして投稿
── クラウドファンディングでは計1749万304円もの寄付が集まり、新しい園舎が2022年11月に完成しました。SNS発信はどんなふうに始まったのですか?
谷村園長:SNS発信はクラウドファンディングが終わるまでの期間限定で始まりました。でも、担当の仁科たちが頑張ってくれて、いろいろな人たちとのつながりが広がり、予想以上にたくさん応援していただきました。
児童養護施設について正しい知識を広めることも大事だろうという思いもあり、現在もSNS発信を続けています。
── SNS発信とひと口に言っても、どんな情報を発信するか内容を決めるときに気も使うと思います。気をつけていることや工夫していることはありますか?
仁科さん:職員みんなで情報発信に関わるようにしています。
投稿する際は子どもたちの成長も感じていただきたくて、できるだけ写真もつけて。もちろん、子どもたちの個人情報を守るために、入所時に写真の取り扱いを確認しており、顔が特定されない等の配慮をしています。投稿する前には必要に応じて保護者から許可を得て、職員の間で何重もチェックしています。