同僚の子どもまでうちで預かろうとする夫

現在、上の子は4歳。そしていま、サクラさんはふたり目を妊娠中です。

 

「私の妊娠中に限って、大きな案件を安請け合いするんですかねえ、うちの夫は」

 

サクラさんは困惑気味にそう言います。

 

「つい先日、夫が『仲のいい同僚の奥さんが入院しちゃった。頼るところもないというから、あいつの子をうちで預かろうと思う』と言い出しました。

 

預かろうと思うと言ったときにはもう預かることは決めている。相談もしてくれない。しかも妊娠7か月で、子育てしながら仕事もしているんですよ、私。それなのに3歳の子を預かるのはムリでしょ」

 

どうやら夫は子どもがひとり増えてもどうってこないから大丈夫、知らないところに預けるよりうちのほうがましだと、遠慮する同僚を説得したのだとか。

 

夫は何度もその同僚の家に行っているし、サクラさんも行ったことがあるので知らない仲ではないし、困っているなら助けたいとも思っていますが、他人の子どもを育てることができるのか、不安が募るそうです。

 

「どうしても預かるなら、自分ですべて面倒を見てよねと言ったら、『ええー、きみなら断らないと思ったからもう受けちゃったよ』とあっけらかんとしている。ことの重大性をわかってないんですよね」