体調管理に万全はない

ラジオ番組、本番前の駒村さん

── 駒村さんは、普段から相当、健康に気を配っているとお聞きしたことがありますが、それでも不調になってしまったと。

 

駒村さん:
私は子どもの頃からほんの少しでもおかしいなと思ったら、早めに病院に行くようにしています。

 

病院で調べてもらったことがあるのですが、私の鼻の骨って奥が少し曲がって気道が狭くなっているみたいなんですよ。そのせいなのか、普段から睡眠不足や疲労を感じると、鼻の奥が腫れやすい。口呼吸になって、風邪をひきやすくなるんですよね。

 

体調がおかしいな、と感じたら早めに病院に行って、耳鼻科で吸入をしてもらったりしていたのですが…。

 

── 普段から注意されていても、体調を崩すこともありますよね。

 

駒村さん:
しかも私、タイミングが悪いんです(笑)。大型連休や正月休みなど、病院が長期の休みになるタイミングで調子が悪くなることが多く、ツラい症状が長引くんです。

 

『あさイチ』に復帰後は、とにかく申し訳ない気持ちでいっぱいでした。どれだけ菓子折りを持って謝りに行ったかわからないくらい、各所に謝りに行きました。

 

── 責任を感じてしまって。

 

駒村さん:
とにかく大勢の人に迷惑をかけたことが本当に申し訳なくて。私が生放送に出ないということは、他に穴埋めする人材をすぐに確保しなきゃいけない。現場スタッフも、日替わりで来てくれるピンチヒッターの方に番組の流れなど、毎日一から説明しないといけない。余計な仕事を増やしてしまったので。

 

── その後、体調管理の仕方や、仕事のやり方で変えたことはありますか?

 

駒村さん:
普段から、これ以上気をつけられないぐらい気をつけていたにも関わらず、体調を崩してしまったので、変えようがない感じではあったのですが…。

 

改めて少しでも異変があったら必ず病院に行こうと気を引き締めました。

 

同時に、誰かが同じように体調不良になってしまったら、全力でフォローします。やはりどんなに気をつけていても、体調を崩してしまうこともあります。ここ数年で仕事のあり方もずいぶん変わったと思います。誰もが言い出しやすい雰囲気をつくって、みんなでフォローしあうことも大切かなと思っています。

 

PROFILE 駒村多恵さん

フリーアナウンサーとして、NHK「あさイチ」のサブキャスターを務める。仕事を続けながら、在宅介護で要介護5の母親の面倒を見る。より専門的な知識をつけるために介護福祉士と介護食士の資格を取得。

 

取材・文/間野由利子