「夫の本音がわからない」妻のイライラは募るばかり
そういうところが一緒にいてつらいと伝えても、夫にはピンとこなかったようです。
結局、ミクさんの両親が間に入り、話し合いを継続させることにしました。
「娘も来年は小学校入学なのですが、夫は『戻ってくる気があるなら、僕は受け入れるよ』と、あくまでも上から目線。
本人に悪意があるわけではないので、そういう夫と私がやっていけるかどうか考えるしかないのかもしれません。
娘との関係はうまくいっていると思っていたけれど、1年近く別居していても、夫は子どもに会いたいと一度も言わない。娘もテレビ電話で話してはいますが、困っている様子で」
夫の本音がどこにあるのか。もうじき両家の親交えて、一度話し合おうと呼びかけていますが、夫はのらりくらりと回答を避けているそうです。
あくまでも「ミクさんのわがままにつきあわされている鷹揚な夫」を演じているようにしか見えず、ミクさんはだんだんと怒りがわいてきていると話しました。
文/亀山早苗 イラスト/前山三都里