モデル・タレントとして活躍の幅を広げている森泉さんは、現在、4歳の娘さんの母親でもあります。仕事と子育ての両立をしている森さんに、夫との家事分担や、子育てのモットーについて伺いました(全3回中の2回)。
子育ては「みんなに頼って」
── 産後はすぐに仕事に復帰したそうですね。
森さん:
生まれてから3日で仕事を始めました。日本では子どもを産んだあとは、まずは体を休めましょうという雰囲気があるかと思うんですが、海外では違います。動きたい人は動けばいいし、休みたい人は休めばいい。産後は体調も個人差が大きいので、周りがとやかく言わず、その人に合わせられたらいいなと思うんです。
── まさか3日とは!体は大丈夫でしたか。
森さん:
私はむしろ産んだあとのほうが元気になったんです!妊娠中は本当につわりがひどくて。仕事をしているときは気が張っているのもあって切り替えられたのですが、家にいるときはほぼ動けない状態でした。
「もう気持ち悪いのがなくなった!」と思うと嬉しくて。とにかく早くいろいろしたかったんです。家族も理解してくれて、仕事場でも娘の面倒をみてくれる人がいる環境があったからこそですが、本当にありがたかったです。
── 現在4歳の娘さんは、小さいときからいろいろな方にみてもらったんですね。
森さん:
頼れる環境があるのならば、みんなに頼りながらする子育てがいいのかなと思っています。うちは夫も私の親も近くにいるのですが、もしそうでなかったらと想像すると、本当に孤独で大変だろうなと思うときがあります。
家族も遠くにいて、旦那さんも遅くまで帰ってこないなか、家でひとりっきりで子育てをしていたらと想像すると、気がおかしくなってしまうかもと思います。環境にもよると思いますが、なるべく甘えられる人には甘えて、自分だけで完璧に育児をしようと思わないほうがいいのかなと思っています。
── お仕事の際は、ご両親に娘さんをみてもらっているんですか。
森さん:
仕事の都合がつくときは夫が面倒をみてくれるのですが、家族とコミュニケーションを密にとって、うちのママに頼むこともあれば、夫のお母さんに頼むこともあります。電話で「ママ〜、明日お迎えに来て〜!」と頼んでいますよ。
── 頼られるのは、お母さん方にとっても嬉しいことでしょうね。
森さん:
どうでしょう(笑)。でも私は「どんどん巻き込め〜!」という感じで、頼んでしまっています。娘にもいろいろな人の価値観に触れてほしいと思うんです。子育てにはこうじゃなきゃダメというものはなくて、それぞれに方法があって、いろいろなやり方があるので、小さいうちにはいろんな人にみてもらえるのがいいなと思っています。
でも、あまりにも周りが大人ばかりで、言うことを聞いてもらえると天狗になっちゃいますよね。同世代のお友達とも接して、バランスよくできたらいいなと思っています。