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「お金がなくて生活が苦しい。少し助けてもらえないかな」。親戚や友人から相談を受けたとしたら…。じつは絶対やってはいけない対応と、やるべき対応がある、と家計再生コンサルタントの横山光昭さんは言います。

安易にお金を貸した際の末路とは…

仲が良い親戚や友人から「お金に困っている」と相談を受けたら、誰でもなんとか助けてあげたいと思うことでしょう。

 

しかし、どれだけ仲が良くても、安易にしてはいけないことがあります。それは事情を詳しく聞かずに、すぐにお金を貸すことです。

 

お金を貸したからといって、解決策になるとは限らないからです。

 

たとえば、「ギャンブル依存症であるだけお金を使ってしまう」人に貸しても、何の解決にもなりません。

 

「勤務先の業績が悪く、給料がカットされてしまった」と言っていても、本当はギャンブルでお金を失ったのを隠していることもあります。

 

あとで事実がわかっても、あなたが貸したお金は返ってこない可能性が高いでしょう。するとお金は損するし、貸した相手との仲は険悪に…。このような話をよく聞きます。

 

「お金がダメなら、何か手伝ってあげるのが良いのでは?」と思うかもしれませんが、あなたの時間は有限です。

 

それで時間を奪われてしまい、自分の仕事や生活がおろそかになったら、共倒れに。

 

冷たいようですが、安易に情けをかける行為は、誰にとっても決して良いことではないのです。